昨年4月2日のマディソン・スクエア・ガーデンのライヴでLCDサウンドシステムとしての活動に終止符を打ったジェイムス・マーフィーだが、これまでできなかったありとあらゆる余暇の過ごし方に挑んでみたいと語っている一方で、音楽活動も相変わらずせわしなくこなしているそう。
すでにヤー・ヤー・ヤーズ、クラクソンズ、ホーリー・ゴースト!のプロデュースを手がけてセッションを行ってきたとか。「昔よくやっていたようなこと、つまり、自分が好きだなって思えるアーティストと1日中スタジオで過ごすっていうようなことをやってるんだよ」とジェイムスはピッチフォークに語っている。
さらにコンヴァースとのタイアップでブラーのデーモン・アルバーン、アウトキャストのアンドレ3000と“Do Ya Thing”というコラボレーションをも完成させていて、こちらは2月23日にリリースされる予定だとか。
また、ツアーをこなして新作を制作してツアーをまたこなすという「心が折れるような掟」からも解放されたことから、アーケイド・ファイアのプロデュースを手がける機会を心待ちにしているのだという。
その一方で、サンダンス映画祭ではLCDサウンドシステムのラスト・ライヴのドキュメンタリー『Shut Up and Play the Hits』を上映し、好評を博したというが、ジェイムスは現在、この時の4時間半に及ぶライヴ映像の音源のミックスにとりかかっているという。
「基本的に人のヴィジュアル・アート作品の音を作ったり、友達の曲をおもしろいから一緒にやってみたり、自分の曲を書いたりしているだけで、プロとして今のところなにもやってないっていうわけで、それがいいなって思ってるんだよ」とのこと。
なお、挑戦してみたい余暇の過ごし方は「デザインだろ、建築の設計だろ、コーヒー淹れだろ、料理だろ、スノボー復活させるだろ、柔術だろ、それと自動巻き時計制作かな?」とのことだ。