ジェイムス・マーフィー、ベック、デヴェンドラ・バーンハートらが360°のアート映像作品にサントラを提供

昨年のツアーで活動休止に入ったLCDサウンドシステムのジェイムス・マーフィーはベックやデヴェンドラ・バーンハート、ノー・エイジらとマルチ・メディア・アーティストのダグ・エイトキンのアート作品用の音源を制作することになるとピッチフォークが伝えている。

作品はワシントンDCのハーシュホーン美術館で展示される『Song 1』という360°展示プロジェクター作品で、サウンドトラックは各アーティストがそれぞれに1930年のジャズ・スタンダード曲、“瞳は君ゆえに”のカヴァーを試みることになっている。“瞳は君ゆえに”はこれまでにもペギー・リーやサマー・キャンプらによってカヴァーされているが、ザ・フージーズによってサンプリングもされたザ・フラミンゴズのドゥーワップ・ヴァージョンが最も有名。作品では各アーティストの音源がひとつに編集され、エイトキンの映像ともに流されることになるという。

作品は3月22日から5月13日まで展示されるが、ハーシュホーン美術館では次のように作品について解説している。「この作品はハーシュホーンの有名な円形構造を『液体建築』へと作り変えることになります。11台の高解像プロジェクターを使うことで、エイトキンはイメージを継ぎ目なく融合し、ゴードン・バーンシャフトの設計によるこの建物の壁面を360°のパノラマ映像で包み込み、美術館そのものを回転しては上昇し、新しい形を造形し続ける映像空間へと変えていくことになります」。


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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