現在新作を仕上げているともいわれるダイナソーJrだが、ギターのJ・マスキスは荒々しいギターワークを聴かせるラウドでサイケデリックなプロジェクト、ヘヴィー・ブランケットに取りかかっていて、その新作『Heavy Blanket』が5月8日にリリースされる予定だという。
バンドはJのほかにはピート・クーガーとジョニー・パンケーキとで組んでいて、ふたりはダイナソーJrの母体となったディープ・ウーンドにJが在籍していた高校時代に出会っていて、1984年に初めて一緒に演奏をしているとレーベルのアウター・バッテリーは紹介しているとか。
さらにアウター・バッテリーによると、バンド再結成の経緯は次のようなものだという。もともとJを含むバンドの3人は大麻好きで、チューバを吹きながら大麻を吸っていたのが発覚して、高校のブラスバンド部を退部処分になったこともあるが、とりあえずバンドとしては6曲オリジナルをしたためたものの練習演奏をカセット・テープにレコーディングした段階で解散。その後、ピートは水泳中に事故に遭い、そのままひきこもりに。一方、ジョニーは偽造紙幣を使ったのが発覚して刑期を勤め上げたという。その後、Jとピートが偶然出くわすことになり、再結成を決心したとか。この時、ピートはかつての水泳事故はパール・ジャムのメンバーによって仕組まれたものに違いなく、連中に仕返しするにはバンドを再結成させてJとともに行動するしかないと懇願したという。その後ふたりはジョニーの刑務所での記録からオハイオ州コロンバスで社会復帰を支援する施設にジョニーが入所していたことを知り、ようやく再結成して今回の作品を完成させたとか。
ひょっとしてダイナソーJrの変名バンドということか?
アルバム収録の"Dr Marten’s Blues"のスニペット動画はこちらから→
http://pitchfork.com/news/45775-j-mascis-to-release-psychedelic-instrumental-album-with-side-project-heavy-blanket/
『Heavy Blanket』のトラックリストは以下のとおり:
01 Galloping Toward the Unknown
02 Spit in the Eye
03 Blockheads
04 Corpuscle Through Time
05 Dr Marten’s Blues
06 No Telling No Trails