フロリダ州マイアミで先週末に開催されたエレクトロニック・ミュージックの祭典ウルトラ・ミュージック・フェスティヴァルにマドンナは24日にプレゼンターとして登場したが、この時ステージで行ったコメントがエレクトロ・ハウスDJのデッドマウスから激しい批判を買っている。

マドンナはスウェーデンのDJ、アヴィッチを紹介するに当たって観衆に向かって「この中でモリー（アメリカでのMDMAやエクスタシーの通称）を見たことある人どんだけいるー?」と呼びかけ、デッドマウスはこの行為を「ファッキンくそボケ」と自身のフェイスブックで罵倒している。

「マドンナもたいした洒落をみせてくれたね。ウルトラに来てる若い音楽ファンへのメッセージとしてはまったく素晴らしすぎるよ。なにが慈善事業家だよ。けど、あんたヒップでトレンディだぜい!　まったくあれがなんだったのかいまだにわかんないな」

さらにデッドマウスはこう続けている。「マドンナの彗星のようなキャリアは評価してるし、いろいろ貢献してきたこともわかってるけど、一体あの発言はなんだよ?　あんな発言がエレクトロニック・ダンス・ミュージックへのあんたの貢献だっていうの?　ウルトラに参加してるみんなへのあれがあんたのたいしたメッセージ?　それともドラッグを探してるお洒落人間トーク?　ファッキンくそボケ、消えろよ。ファック」。

その後、フェイスブックでの書き込みは一部削除された模様だが、デッドマウスは自身のブログで次のように自身の主張をさらに明らかにしている。「先の俺のわめきが賛成、反対とどちらからも興味深い意見や反論を当然呼んでいるけど、ここで俺の立場をはっきりさせておきたいんだ」。

さらにデッドマウスはこう続けている。

「たとえば、俺だって煙草は吸うよ。ダサいのはわかってるし、これは今も自分でなんとかしたいと思ってる習癖なんだ。酒だって飲む。そして、薬物の過剰摂取やありとあらゆるドラッグ使用による犠牲者の数をすべて合わせても、酒で命を落とした人の数の方がよっぽど多いっていうこともよくわかってる。だから若人がいるような状況では、そうしたものをそそのかすようなことにならないよう、俺はは常に努めてもきた。それに、わかってほしいんだけど、俺たちの仲間内には、まだ年端もいかない連中もたくさんいるんだよ。だから、俺が外に発信するメディアに自分の悪癖をずらずら並べるようなバカ丸出しなことを俺はしたくないわけ。でも、時には露出しちゃうこともあるよ。でも、それはこれがイケてるんだとか、望まれてるんだという風に見せたいわけじゃないんだよ」


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