2011年の『トーチズ』に次ぐ新作制作に取りかかっているというフォスター・ザ・ピープルは新作についてザ・クラッシュやザ・キンクスなどのイギリスのバンドにかなり影響された内容になると語っている。
現在ツアーも行っているバンドはツアー中も作曲に精を出しているとしていて、ヴォーカルとキーボードのマーク・フォスターは新作について『ビルボード』誌に次のように語っている。
「新作はかなり過激な方向に振れると思うよ。すごく祝祭的な作品になるだろうし、そこはファーストと同じなんだけど、でも、そのやり方が違うんだ。もっとゴツいところがたくさん出てくると思うし、際立って衝動的なものになると思うな。ぼくも最近はすごくザ・クラッシュを聴いていて、あとは60年代のイギリスのものとか、ザ・キンクスが多いんだ。次のレコードはそういうバンドにかなり影響されることになると思うよ」
マークはツアーにスタジオ機材を持ち込んで作曲を行ってはいるが、ソングライティングの大半の部分はツアーが終わった夏から本格的に始めるつもりだと語っている。さらにモロッコやチュニジア、インド、トルコなどといった国を旅した経験もインスピレーションにしていくつもりだとマークは語っている。
「ぼくとしては世界のそっち側にしばらく居続けて、よく知らないカルチャーとかを旅していくつもりなんだ。そういうヴァイブをとにかく吸収するっていう意味でね。ぼくの世界についての見方にすっかり新しい一面をもたらしてくれるはずだとも思うし。それと全然知らない楽器とか、慣れない環境に身を置くっていうね。そういう居心地の悪さというのは時にして最高のアートを生み出すものだとぼくは思ってるからすごく楽しみにしてるんだよ」
なお、マークは『NME』に対して新作は2013年にリリースされることになるだろうが、新しいシングルは今年の年末には出したいとも語っていた。
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