ザ・フレーミング・リップスのウェイン・コイン、次回作は宇宙との交信によるバンドの最高傑作だと語る

ザ・フレーミング・リップス 最新作『エンブリオニック』

4月のレコード・ストア・デイにアナログ盤を限定リリースしていた様々なアーティストとのコラボレーション・アルバム『ザ・フレーミング・リップスと愉快な仲間たち』を7月25日に通常リリースするザ・フレーミング・リップスだが、ヴォーカルのウェイン・コインはバンドとしてはもうすでに次のスタジオ・アルバムを見据えているとスピナーが伝えている。

アルバムについてウェインは次のように語っている。「でっかい曲、でっかいアレンジ、でっかいプロデュース、でっかいミックスっていうもんだよ。俺には未来からの宗教音楽っていう感じがしていて、宇宙のどこかからメロディが歪んだ形で交信されてきていて、それを拾い集めてるような感じがするんだよ」

さらに内容については「生きることと忘却をめぐる内面的な恐怖と悲しみについてほとんどそればかりを扱っている」とウェインは説明していて、次のようにも語っている。

「俺としてはザ・フレーミング・リップスの作品として作りえる最高傑作だと思うよ」

また、ウェインは『ザ・フレーミング・リップスと愉快な仲間たち』に収録されているロバータ・フラックの“愛は面影の中に(The First Time Ever I Saw Your Face)”のカヴァーでエリカ・バドゥと共演したが、同曲の「全裸ヴィデオ」をめぐって、エリカの許可なしにネットで公開したことで「わたしの尻を舐めやがれ」と罵倒されたのに対し、ウェインはヴィデオは「素晴らしい出来」になっているし、このヴィデオへの怒りを公にすることは単にエリカのパブリシティ戦略に過ぎないとうっちゃっている。

『ザ・フレーミング・リップスと愉快な仲間たち』はエリカのほか、ケシャ、オノ・ヨーコ、ボン・イヴェール、ニック・ケイヴ、マイ・モーニング・ジャケット、テイム・インパラなどが参加している。

ザ・フレーミング・リップスの“愛は面影の中に”のカヴァーのヴィデオはこちらから→
http://www.hiphopdx.com/index/videos/id.10550/title.the-flaming-lips-f-erykah-badu-the-first-time-ever-i-saw-your-face-nsfw

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