結成からわずか1年でワーナーミュージック・ジャパンよりメジャデビューを果たした、現役大学生5人組バンド・luvを知っていますか?
Hiyn(Vo・G)はソロプロジェクト・ミヤケ武器としても活動していて、WEST.に“膝銀座”を、さらに三宅健に“mydoll”の楽曲を提供した実績がある逸材。そのHiynを中心に集結した4人のメンバーはプレイヤーとしてのスキルもかなり高い。
そんなluvの楽曲は、自然とグルーヴに浸りながら全身で踊らされてしまう聴き心地がいいのが大きな魅力のひとつ。メジャーデビュー曲“Fuwa Fuwa”もまさにそういう楽曲になっている。
メインソングライターのHiynがブラックミュージックからJ-POP、90年代洋楽など、幅広いジャンルに影響を受けているのをはじめ、Rosa(Key)はクラシック音楽、Ofeen(DJ)は70年代のソウルミュージック、Zum(B)はメタル、Sho(Dr)はブラックミュージックと、嗜好性が違う5人が集まったからこそ、多彩なジャンルを取り入れた音楽が生まれていると思う。
たとえば、ライブでも盛り上がる“Motrr”、“Lee un Vile”などはファンクの要素にソウルミュージックのテイストも入っているし、“Cooen”はジャズとヒップホップのテンポも感じ取れるミディアムバラード。この3曲だけでも楽曲の幅の広さがわかるのではないだろうか。
最新曲“好人紀行”はこれまでの曲とはアプローチが変わり、かなりポップなメロディが印象的な一曲に仕上がっている。さらに、楽曲の世界観に合った8ミリカメラでカップルの日常を写したようなどこか懐かしい雰囲気のMVにもキュンとさせられた。実はこの曲、結成して2曲目に制作されたナンバーだという。ということは、もともとポップスを作ることもでき、ネオソウル、ファンク、ジャズと幅を広げていったことになる。これから先の彼らがどのように進化していき、新感覚の音楽を届けてくれるのかが楽しみで仕方ない。
メンバーがどのように出会い、今のスタイルになったのか。さらにメジャーデビュー後に目指すものとは──luvというバンドが気になっていたという方も、この機会に彼らを徹底的に解明したインタビューをお見逃しなく!(岩田知大)
ネオソウル、ファンク、ジャズなどを自由自在に取り入れた新感覚の音楽を生み出す現役大学生バンド・luv──彼らの音楽を解明すべく、5人を直撃しました
2024.10.01 12:00