ユニバーサル、EMI合併に際してビートルズなどの所属レーベル、パーロフォンなどを売却か

ユニバーサル、EMI合併に際してビートルズなどの所属レーベル、パーロフォンなどを売却か

ユニバーサル・ミュージック・グループはEMIの買収をめぐって、市場の寡占化に繋がるとの批判を避けるために、ザ・ビートルズとそのメンバーによるカタログは保持しつつも、EMI傘下のパーロフォンなどのレーベルを売却するつもりだと『ミュージック・ウィーク』誌が伝えている。

ユニバーサルはEMI買収にあたって、EMI傘下のパーロフォン、ミュート、クリサリス、エンサインなどのレーベルに所属するアーティストらのカタログを売却する案を検討していて、このなかにはピンク・フロイドの全カタログやデヴィッド・ゲッタなども含まれているという。ただ、ロビー・ウィリアムズのカタログなどはこの案に含まれていない。いずれにしても、まだ叩き台の案でしかなく、相応の変更の可能性もあると『ミュージック・ウィーク』誌は伝えている。

その一方でリチャード・ブランソンが先頃、かつて自分が創業したヴァージン・レコードを買い戻す話に乗り気になっていることが伝えられ話題を呼んだが、ユニバーサルはヴァージンについては売却するつもりはないと伝えられている。

EMI代表のロジャー・ファクストンの部下への流出メモの内容として、次のようなものが『ミュージック・ウィーク』誌で紹介されている。

「すでに確認してもらっていると思いますが、欧州委員会がEMIとユニバーサル併合の影響について正式な異議を表明しているので、EMIとユニバーサルではこの解決策となりうるものについて検討しています。

おわかりのように、こうした監督機関と合併の申請をする企業との間には往々にして大きな意見の相違がありがちですが、最終的に合併が進展するようになんとかしてその隔たりを埋め合わせなければなりません。

ここ数日の間にユニバーサルでは欧州委員会が指摘している問題を解決する可能性のある案をいくつか練っているところです。ただし、監督機関との合意が成立する前には、監督機関の方からさまざまな第三者からの諮問を要請するのが常であるため、あくまでもこうした案は可能性でしかありません」

また、ロジャー・ファクストンはユニバーサルの解決案が欧州委員会に受け入れられた場合には、EMIとの合併は2012年9月にも行われる可能性があるとしているが、次のようにも言い及んでいる。

「ただ、10月末までに合併を終わらせると見積もった方がより現実的かもしれません。売却案を実際に売りに出せるのはあくまでもこの時点でのことで、売却されるどの事業についても売却が完遂されるまでにはまたさらに時間がかかるはずです。

ですから、わたしも言っているように、アーティストらの要求を鑑みた計画を練る時間の余裕も相当あり、その一方でわたくしどものアーティストらにふさわしい業績を結果として残すために邁進したい所存です」


(c) NME.COM / IPC Media 2012
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