エルトン・ジョンはマドンナを「ドサ回りストリッパー」と呼び、「彼女のキャリアもすでに終わった」と語っている。
オーストラリアのデュオ、ペナウと制作したアルバム『グッド・モーニング・トゥ・ザ・ナイト』を先月リリースしたエルトンだが、最近のマドンナのレディー・ガガへのあてつけや批判を自身の不安を埋め合わすためのものだと語っている。
オーストラリアのテレビ番組「サンデー・ナイト」に出演したエルトンは次のようにマドンナについて語っている。「もうひどいなんてもんじゃないね。悪いけど彼女のキャリアはもう終わったよ。ツアーもひどいもんだし、あれ以上にはすっぱな女はいないってもんになってるよね」。
「マドンナにもうちょっと常識があったなら、『レイ・オブ・ライト』のようなレコードを作っていただろうし、ダンスものから離れて素晴らしいポップ・シンガーとしてポップ・レコードを作ってるべきだったし、実際のそれをしっかりできる才能があるんだからね。でも、そうじゃなくて、マドンナはドサ回りストリッパーもやれることを証明したくなっちゃったんだね。ガガへの態度もひどいもんだし」
エルトンの発言はレディー・ガガの"ボーン・ディス・ウェイ"とマドンナの1989年の"エクスプレス・ユアセルフ"が似ていることをめぐって、マドンナの「矮小化している」という発言を受けたものになっている。
マドンナはふたつの曲について訊かれて、確かに似ていることには気がついていると語り、そのことを「おもしろい」と語っていた。さらにレディー・ガガについて次のように語っていた。「彼女はとても才能あるアーティストよね。自身の作品中でよくわたしを引き合いに出してくれていると思うの。で、時々それがすごくおもしろいし、持ち上げられているように思えるし、とてもよくできているとも思うのね。あれ("ボーン・ディス・ウェイ")をラジオで聴いた時には『どこかで聴いた感じね』と思って……矮小化されているように感じたわ」。
また、エルトンは2007年にもマドンナがライヴで「口パク」を行っていることを指摘していて、今年の2月のマドンナのスーパー・ボウル・ハーフ・タイム・ショーについても、「口パクがんばってね」と語っていた。
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