リンプ・ビズキットのフレッド・ダーストはアメリカでのライヴ活動がままならなくなっていることを明らかにしている。
前作『ゴールド・コブラ』を最後にインタースコープからリル・ウェインやニッキー・ミナージュを擁するキャッシュ・マニー・レコードへ移籍し、シングル"Ready to Go"やEP『The Unquestionable Truth (Part 2)』の制作に入っていると伝えられているリンプだが、活動の困難さを『メタル・インジェクション』誌に次のように語っている。
「アメリカじゃ俺たちはライヴはやらないんだ。もうアメリカは俺たちも何年も前からボイコットしてるんだよ。どうしてかはわからないけど、もう当たり前のようにライヴをやる気分じゃないんだよな。2010年に友達のつてでラジオでは何回かライヴをやったんだけど、それっきりだからね。ツアーなんてまともには06年以来やってないよ」
なぜ、アメリカでのライヴからそれほど遠ざかっているかについてはこう説明している。「アメリカはレコードのセールスだけで動かされてるからね。企業精神の温床なんだよ。でも、俺たちはただのリンプ・ビズキットだから、リンプ・ビズキットであること以外になにをどうしたらいいのか、わからないんだな」
なお、バンド内でのドラッグやアルコールの使用に関して先頃、DJリーサルとドラムのジョン・オットーがフレッドに諌められることになり、その後リーサルは脱退を明らかにしている。