オバマ大統領、マライア・キャリーとニッキー・ミナージュのディス合戦にコメント

オバマ大統領、マライア・キャリーとニッキー・ミナージュのディス合戦にコメント

11月アメリカの大統領選挙再選を目指すオバマ大統領は、先頃人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』収録中に起きたマライア・キャリーとニッキー・ミナージュとの諍いについてコメントしている。

ラジオ司会者マイケル・ヨーにこの話題を振られてオバマ大統領は次のように語ったとゴシップ・サイトのTMZが伝えている。

「ぼくに言わせてもらえば、ふたりが片を付けてくれると、自信を持って言えるよ。人を集わせて、同じ動機のためにみんなで努力する、ぼくのやっていることはすべてそれなんだよ。ふたりとも傑出したアーティストなんだから後戻りするんじゃなくて、前に進むようなことになるようにお互いに気を付けてこれからやってくれるはずだよ」

ニッキーは『アメリカン・アイドル』の収録中にマライアとの意見の相違から偉そうにするなとマライアを罵倒し始めるなど逆ギレし、「ボコってやる」などと噛みついたと伝えられている。ゴシップ・サイトのマウストゥイヤーズ・コムによれば、ニッキーの逆ギレの直接の引き金となったのはマライアがニッキーを「ビッチ」呼ばわりしたことだという。

なお、マライアとニッキーで好きなのはどっちかと訊かれてオバマ大統領はマライアだと次のように答えている。「マライアだね。マライアは何度かぼくたちの(選挙資金を集める)イヴェントをやってくれているんだよ。それでマライアとニック(現在のマライアの夫)と知り合いにもなったんだけどね。とっても素敵な女性だよ」。

さらにオバマ大統領はこう続けたとか。「ニッキーは知り合いじゃないんだけど、ぼくのアイポッドにならニッキーの曲は入っているよ」

なお、ニッキーは先頃リリースしたミックステープで共和党のロムニー大統領候補に投票するというキャラを作中で演じて話題ともなった。

ニッキーはリル・ウェインの最新ミックステープ『Dedication 4』に収録した"Mercy"というトラックに客演していて、その中で「わたしはミット・ロムニーに投票する共和党員/あんたら他力本願のビッチらが経済をダメにしてる」というラップを届けている。

このことを記者に振られたオバマ大統領はきっと作中キャラクターの話ではないのだろうかと答え、ニッキーはまさにオバマ大統領の指摘した通りだったと、次のようにツイートしている。

「はは! 大統領、わたしのクリエイティヴなユーモアと皮肉をわかってくれてありがとう! やっぱり頭のいい人にはわかるんだよね……愛と支援をお贈りします。おかげでわたしも、史上初の黒人の大統領がわたしに公で質問をしたんだって孫への語り草もできたわけだし」

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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