ブライアン・イーノ、自身のアンビエント・アルバムは他のアーティストの仕事のサウンドトラックだと語る
2012.11.02 18:45
ブライアン・イーノの新作『ラックス』(11月7日発売)は、21世紀に入ってイーノが初めて発表するアンビエント・アルバムという意味でもすでに大きな話題を呼んでいるが、11月1日発売の『ロッキング・オン』12月号では、その全貌がイーノ自身の言葉によって明かされている。
「僕はこの作品を“Music for Thinking”だと考えていて、以前にもそういった作品を作ったことがあるんだ。つまり何かについて静かに、じっくりと考えたいときにかけると非常にいいという種類の音楽なんだよ。こういったレコードは、多くの作家や画家達が利用している。聴く者の精神を静かな場所へと連れていってくれるからなんだ」
また、イーノは1975年に一般向けに発売した、かの有名な『オブリーク・ストラテジーズ』のカードにある「自分自身のアイデアを恥じるな」という言葉を引用し、「人はすぐ、『こんなことは前にもやったじゃないか。新しいことをやらなきゃいけない』と自分自身に対して言ってしまいがちなんだ。でも実際は、そこで思いがけなく新しいことを見つけたりするものなんだよ。今作も、本当に僕を驚かせてくれたね」と語っている。
ブライアン・イーノの新作『ラックス』は、11月7日発売。
『ロッキング・オン』12月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/74430