「震災が起きて、なんで自分が音楽をつくるのかっていうのを問いたださないといけなくなってきて。このままだとやばい、職業音楽家になってしまうって」(中野)
1月9日(水)におよそ2年半ぶりとなるニューアルバム『EMBRACE』をリリースするBOOM BOOM SATELLITES。現在発売中の『ロッキング・オン・ジャパン』2月号に、中野雅之(Programming・B)、川島道行(G・Vo)のインタヴューが掲載されている。
前作『TO THE LOVELESS』のあと、ふたりは新しいスタジオを構え、新たな作品作りに取り掛かっていったが、その過程は決してスムースなものではなかったという。その大きな要因となったのが、2011年3月11日の東日本大震災だった。そんな中で、ニューアルバムのテーマとして彼らが見出していったのが、『EMBRACE』(包み込む)というタイトルに象徴される、有機的で温もりを感じさせるムードだったという。
「触ると生き物の感触があるとか、なんとなくそういうことを大事にしてきたんじゃないかなと思います」(中野)
「『sky』とか『地面』とか『宇宙』の話だったりとか。そういったなかで僕らは生きているっていう、すごく普遍的なことを1篇1篇の歌のなかにちりばめていって」(川島)
アルバム『EMBRACE』は、そんなブンブンのニューモードを表現していると同時に、15周年を迎えた彼らが、ここからさらに進んでいく道筋をも照らしている。
「『TO THE LOVELESS』で1回終わったんだな、1回死んだぐらいの気持ちになれてたんだなっていう。だから、ここからなのかな」(中野)
「スタートラインに今一度立ち返って、考え直そうとしているところです。未来を見ようと」(川島)
BOOM BOOM SATELLITESは昨年末、川島道行の脳腫瘍治療のため、1月から3月にかけてのツアーを中止することを発表した。バンドの未来を照らすニューアルバムを携えて、彼らが戻ってきてくれる日を、今は祈って待つばかりだ。
『ロッキング・オン・ジャパン2月号』の詳細はこちら。http://ro69.jp/product/magazine/detail/76328