スレイ・ベルズのデレク・ミラー、制作中の新作の方向性について語る

スレイ・ベルズのデレク・ミラー、制作中の新作の方向性について語る

スレイ・ベルズは今年のリリースが見込まれている新作について、ダウナーな内容にはならないと明らかにしている。

オーストラリアのラジオ局トリプルJの取材に応えてギターのデレク・ミラーはアルバム用に5曲ほど仕上げていて、「早いうちにリリースしてしまおうと思っている」と語っている。バンドはこれまでサード・アルバムは2010年のファースト『トリーツ』から3年以内に出したいと語ってきて、セカンド『レイン・オブ・テラー』は昨年リリースしている。

デレクは新作が『レイン・オブ・テラー』とは相当に違う内容になるとしていて、「脳味噌のまるで違うところから発されていて、もっと高揚してポジティヴなものなんだ……あれほどダウナーではないよ」と説明している。

「前作ほどダークでもないし……前の作品で俺は相当に難問と向き合うことになったんだよね」

さらに前作の"カムバック・キッド"が今度の新作への転換点になったとデレクは語っている。「俺たちはいつでも"カムバック・キッド"が前作で最後にレコーディングした曲だと引き合いに出しているし、この曲が俺たちに新しい方向性をもたらしてくれたんだよ」。

なお、昨年の暮れにデレクはニューヨークで行われたシンディ・ローパーのライヴに客演して"ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン(ハイスクールはダンステリア)"をシンディとセイント・ヴィンセントらと歌った。1月30日(水)よりクリスタル・キャッスルズと行われる予定になっていた来日公演はキャンセルとなっている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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