これまで何度かナイン・インチ・ネイルズとしての活動再開をほのめかしてきたトレント・レズナーだが、ここにきて元キング・クリムゾンのエイドリアン・ブリューとコラボレーションを試みていて、ナイン・インチ・ネイルズの再始動を決意したと明らかにしている。具体的なスケジュールはまだ明らかにしていないものの、今年中にツアーを行うとトレントは次のように発表している。

「ナイン・インチ・ネイルズは今年ツアーに乗り出すよ。

エイドリアン・ブリューといくつかの音楽的アイディアに取り組んでいたところ、そこからパフォーマンスの話へと発展し、そこから無精ひげを撫でながらの思案に発展し、そこから（相当のプロセスを経て）ナイン・インチ・ネイルズでなしうるものについての再検討に発展し、そこからライヴをやるという考えに至った。一部の友人らにも連絡を取って、いろんなアイディアを検討し、ライヴをブッキングしたところ、それがまたひとつ増えて、そしてなんとかたくさんライヴをやることになった次第なんだ。

バンドはゼロからのスタートとなるもので、エリック・エイヴァリー（ジェーンズ・アディクション）、エイドリアン・ブリュー、アレッサンドロ・コルティニ、ジョシュ・ユースティス（テレフォン・テル・アヴィヴ）、イラン・ルービン、そして俺という顔触れ。最初のライヴは夏からで、秋からは本格的なアリーナ・ツアーに乗り出し、その後2014年にかけては世界各地でもライヴを予定しているよ。

詳細やスケジュールなど追ってお知らせます。近いうちに会いましょう。

TR」

なお、トレントはこれまで2014年にリリースされる予定のナイン・インチ・ネイルズのコンピレーション用に新曲2曲を制作していることを明らかにしている。

また、トレントは自身の妻のマリクィーン・マンディグとトレントの長年のコラボレーターであるアッティカス・ロス、そしてトレントの作品のヴィジュアル面を長く手がけてきたロブ・シェリダンによるユニット、ハウ・トゥ・デストロイ・エンジェルズの新作にして初のアルバム『ウェルカム・オブリヴィヨン』を3月6日にリリースする。

今回の新作はCDとアナログ盤がリリースされ、それぞれでトラックの順番の異同が若干あり、アナログ盤は収録曲がさらに2曲多いという構成になっているといわれている。