ザ・フーのピート・タウンゼント、カナダ公演でファック・オフ呼ばわりした父と娘に謝罪

ザ・フーのピート・タウンゼント、カナダ公演でファック・オフ呼ばわりした父と娘に謝罪

ザ・フーのピート・タウンゼントはザ・フーのライヴを観に来ていた7歳の女児とその父親に対してライヴ中に「ファック・オフ」と口にしたことを謝罪している。

ザ・フーは『四重人格』のアメリカ・ツアーを2月で終え、6月からはヨーロッパ・ツアーを控えているが、カナダのオンタリオ州ハミルトン公演でステージ前に娘のジェニー・コステロと父親のエリックを目撃した際、ピートは逆上して悪態をついたと『モントリオール・サン』紙が伝えている。

ステージ前に押しかけたジェニーは「ピート、ギターをぶっ壊して!」というプラカードを掲げていて、これがピートの逆鱗に触れたらしく、ピートはMC中に次のように父親エリックに毒づいた。

「そのサインを持って消えろよ、お願いだからそれ持って消えてくれないかな。さっさと消えろよ。子供なんか連れて来るんじゃないよ、しかも利用してダシにまでしてさ。きみには二言言いたいことがあるけど、子供がいるんじゃ言えないよ」

そうピートは言い放ってから、声は出さずに「ファック・オフ!」と叫ぶように口を動かして見せた。

『トロント・サン』紙は、ジェニーはザ・フーの大ファンで自分の意志でサインを掲げていたに過ぎないという父親エリックの談話を紹介していて、エリックはジェニーも自分もファック・オフ呼ばわりされる言われも筋合いもないと記事の中で激しく抗議したところ、ピートは手紙をエリックにしたため、謝罪を申し出たとサン・ニュース・ネットワークが伝えている。

手紙でピートはエリックと家族への謝罪を表明してから「実際に会って、仲直りして、水に流してくれないか」とお願いしたそう。

ピートは「あの時のように逆ギレして申し訳なかった」と詫びていて、「きみたちふたりや娘さんの母親に対しても悪いことをしたと思っています」と表明している。

「俺は全然怒ってもいません。ステージでああ言った時だって怒ってないんです。俺はあの時ロック・スター・モードに入ってて、デカい口を叩いてただけなんです」

「もっと違う対応もできたはずだとも思います。ふたりのところに誰かを行かせて実は怒ってなんかいないって伝えてもらおうと思ったんだけど、ライヴのあとにそのままニューヨークに向かう予定だったから、時間を捻出できなかったのです。本当にこんなことにならなければよかったと思います。あなたたちをこんな騒動に巻き込むことになってしまって申し訳ありません」

「実際、あのプラカードはおもしろいと思ったのです。でも、仕事をやっている最中だから、あなたたちと細かく直接やりとりするわけにもいきませんでした。それとあなたたちが客席に戻っていく際、ほかの観客にもつきまとわれ、娘さんがちょっと不安そうにしていたのが気にもなっていました。そもそも、セキュリティーはあなたたちがステージ前に押しかけるようなことを許してはいけなかったのです。とはいえ、あなたたちはなにも悪いことはしていません」

ピートの「ファック・オフ」と言ったMCはこちらから→
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