ノエル・ギャラガーは3月15日にリチャード・アシュクロフトとアラブ首長国連邦のドバイにあるアトランティス・ホテルでの公演を予定しているが、この公演で新曲を披露するつもりだと語っている。

『タイム・アウト・ドバイ』誌の取材に答えたノエルは、ドバイ公演について次のように語っている。

「"ドント・ルック・バック・イン・アンガー"ならやるよ、っていうか、やらないわけないだろ? でも、大半は俺のハイ・フライング・バーズのものになるけどね。それと新曲と、オアシスのレアなB面曲とかね」

新作の準備は進めているのかという問いには次のように答えている。

「してないよ。っていうか、俺はいつも曲を書いてるんだよ。だから、突然気合いを入れて『よっしゃあ、じゃあ今日から新作書くか！』っていうことは絶対にありえないわけ。俺は普段は趣味として曲を書いてるわけで、10分でも手持ち無沙汰な時間があればギターをいじってるわけで、いい流れが閃いたりしたら、それを書き留めたりしておくものなんだよ」

「そんなことをしてるうちに『もう4年もアルバム出してないよね』とか言われたりして、それで焦って手持ちの曲をがっさり集めてみるわけだよ。今はなんにもなしだし、予定もなし。今この時点では、俺としては本当に勝利の美酒を満喫してるところなんだ。とっても安穏とさせてもらってるよ」

さらに2015年の『モーニング・グローリー』20周年を記念してのオアシス再結成の可能性については次のようににべもない口調で答えている。

「もういい加減にみんなも諦めてくれないかなあ。もう起きっこないんだって。その先に行っちゃったんだから。あと25年とか20年くらい経ったらやることもあるかもしれないよ。しかも、なんでこの2015年にこだわるのかなあ? 2017年の可能性は考えないわけ? 2014年とかさ」

「大体さ、筋としてはまず『ディフィニトリー・メイビー』の20周年も祝ってやってくれよ。『モーニング・グローリー』よりこっちの方が先だろ。まあ、みんなそこに興味があるのはわかるけどさ。ザ・ストーン・ローゼズもやったし、レッド・ツェッペリンもやったし、だからなんだかんだってさ」

なお、ドバイのアトランティス・ザ・パーム・ホテルでノエルが出演するイヴェントは午後2時から朝の2時まで続く長大なパーティのようで、リチャード・アシュクロフトはアコースティック・セットを披露するとか。BBCの人気DJゼイン・ロウもアトラクションのひとつとなっている模様だ。その後、ノエルは自身がキュレーターを務めるティーンエイジ・キャンサー・トラスト・コンサートで3月23日にヘッドライナー出演を予定している。

アトランティス・ホテルのノエルのライヴの告知ページはこちらから→
http://ar.atlantisthepalm.com/theresort/liveatatlantis/noelgallagher.aspx