5月2日に肝機能不全で他界したスレイヤーのジェフ・ハンネマンの追悼式が5月23日にロサンジェルスのハリウッド・パラディアム劇場で行われると『ビルボード』誌が伝えている。
式は15時30分から19時30分まで予定されていて一般公開されるが、先着順で収容人数を越えた時点で締め切られる予定。会場の収容人数は4千人だという。
ジェフは2011年から壊死性筋膜炎という難病に罹って闘病を続けていたが、最近では順調にリハビリに励んでいたという。壊死性筋膜炎には風呂で蜘蛛に咬まれて感染したと言われている。死因については肝機能不全とされていたが、死の1週間後にアルコールによる肝硬変だったことが明らかにされている。
ジェフは1981年にギターのケリー・キング、ベースとヴォーカルのトム・アラヤ、ドラムのデイヴ・ロンバルドとスレイヤーを結成。その後、オリジナル・アルバムを11枚リリースしたが、09年の『血塗ラレタ世界』がジェフにとって最後の作品になった。バンドでジェフはソングライターの一人として大きな存在感を誇ったが、キャラクター的には物静かなメンバーだったという。
ジェフが治療に専念することになった際、バンドはギターの後任に元エクソダスのゲイリー・ホルトを迎え、ツアー活動は続けていたが、トムはジェフが治癒するまで新作の制作には取りかからないと2011年に明らかにしていた。
バンドは5月9日にフェイスブックでジェフを公に祝福する場を準備していると明らかにしていた。