キングス・オブ・レオン、新作のタイトル『メカニカル・ブル』はジョン・トラヴォルタに由来


制作進行中の新作のタイトルが『Mechanical Bull』になると明らかにしたキングス・オブ・レオンだが、バンドはこのタイトルは俳優のジョン・トラヴォルタにインスピレーションを受けていると明らかにしている。

MTVニュースの取材に応えたネイサン・フォロウィルはジョン・トラヴォルタが主演した1980年の映画『アーバン・カウボーイ』について次のように触れている。

「まだ早いうちの段階だったから、タイトルをつけるにも3つ候補があって、そのなかから『Mechanical Bull』(機械仕掛けの雄牛)が選ばれたということなんだよ。アルバムの制作中に『アーバン・カウボーイ』をよく観てたから、それが関係してたのかもしれないね(作品中にロデオ・マシーンが登場する)」

バンドはこれまで新作からの楽曲"It Don’t Matter"と"Supersoaker"をライヴでも披露しているが、その手応えについては次のように語っている。

「ファンのみんなもこの2曲の方向性が気に入っているみたいだよね。2曲とも初期の作品に似ているところがね。このアルバムを作るにあたって、まずは楽しみたいと分かってたし、ライヴでやってても楽しい曲を書きたいと思ってたんだよ。それもそれでぼくたちにはちょっと挑戦になるわけで、ジェアドなんかはベース・パターンをものすごく単純にするのがやりにくかったみたいなんだけど、でも、曲にはそっちの方が合ってるんだよね。俺なんかシンバルを一回も叩かない曲とかもあるんだよ」

また、特にこの2曲をライヴで披露するのに選んだ理由を次のように説明している。
「この2曲を選んだのはこの2曲が今度のアルバムや方向性を一番よく象徴しているからなんだ。"It Don’t Matter"は粗っぽくてゴツい曲で、2分半で終わる破壊力のある曲になってて、全員が出来る限り速く、出来る限りの力を込めて演奏してるんだよ。"Supersoaker"はもっとメロディアスで、もうちょっとシンガロング的と言えばいいのかな。他にはもっとスローな曲もあって、それはなるだけいろんな要素がたくさん詰まったアルバムにしたかったからなんだ。それとここにきてリリース日も出てきたから、ライヴではもっと他の曲も紹介していけるようになると思うよ」

バンドは新作『メカニカル・ブル』のリリースを9月23日に予定している。

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