ローリング・ストーンズやU2のライヴを手がけたステージ・デザイナー、マーク・フィッシャーが他界


ピンク・フロイド、ザ・ローリング・ストーンズ、U2らの驚異的なステージ・デザインを手がけてきた建築家のマーク・フィッシャーが6月25日に他界した。訃報はフィッシャーの事務所のスチューフィッシュが明らかにしていて、長い闘病生活を続けていたとしているが死因などについては明らかになっていない。享年66歳だった。

フィッシャーは、ピンク・フロイドのザ・ウォール公演の設計のほか、1989年以降のストーンズの全ツアー、さらにU2のポップマート・ツアーや360°ツアーなど画期的なステージの数々のデザインを手がけたことで知られている。また、ミュージカル『WE WILL ROCK YOU』やシルク・ド・ソレイユの『Viva Elvis』などの舞台設計なども手がけた。

それ以外にも北京オリンピックの開幕・閉幕式典のデザイナーも務め、ロンドン・オリンピックではエグゼキュティヴ・プロデューサーとして式典を見守った。スチューフィッシュのオフィシャル・サイトでは次のようにフィッシャーを偲んでいる。
「フィッシャーの仕事は一緒に働いた仲間やスタッフに影響しただけでなく、フィッシャーのデザインを味わった世界中の数百万人の観客を驚かし、楽しませることになりました」