ザ・ストライプス、ブルースの魅力は「自由なところ」だと語る


5月に来日して以来、リスナーの幅をさらに広げつつあるアイルランド発平均年齢16歳の4人組、ザ・ストライプスが先月号に引き続き『ロッキング・オン』8月号に登場。プロフェッショナルな姿勢を体現するインタヴューを掲載している。

インタヴューに応えたのはベーシストのピート・オハンロンで、リズム&ブルースの魅力について次のように語った。
「ブルースは、演奏のやり方にしても、いろんな方法があるよね。アコースティックに静かな感じでやってもいいし、それこそレッド・ツェッペリンみたいに爆音でやることもできる。そういう自由なところがやっぱり最高だね。テンポにしたって、超ハイペースでもスローでもいい。そういう、音楽そのものはシンプルで、どんな風にでもアプローチできるところがいいと思うんだ。それに、ブルースだと歌詞もストレートなものが多くて。深読みの余地とかもなくて、そのまま受け止めるしかないから、言葉がまっすぐに突き刺さる。そこが、僕達がブルースが好きな理由でもあるし、僕達のやっている音楽がみんなに好かれている理由でもあるんだと思うよ」

ザ・ストライプスはデビューEP『ブルー・カラー・ジェーン』とシングル“Hometown Girls”が好評発売中だが、秋にはデビュー・フルアルバムのリリースを控えているといい、そのアルバムの方向性について次のように話している。
「やっぱりライヴで一番いいところが出るバンドだから、アルバムもできるだけライヴに近づけたいってことかな。ライヴ・アルバムに限りなく近いスタジオ・アルバムっていう。トラックリストも、ライヴのセットリストに近い感じになると思うよ。ライヴの俺達はこんな感じだっていうのを伝える、名刺代わりのアルバムだね」

ザ・ストライプスのデビュー・フルアルバムはセックス・ピストルズの『勝手にしやがれ』やビートルズの『ホワイト・アルバム』にも関わったクリス・トーマスがプロデュースを手がけているという。

『rockin'on』8月号の詳細はこちらから。
http://ro69.jp/product/magazine/detail/84307