オジー・オズボーンの妻でマネージャーでもあるシャロン・オズボーンは来シーズンの人気オーディション番組『X・ファクター』に審査員として復帰することについて、自分にはまだ審査員はふさわしいだけの力はあるが、それは自分がブラック・サバスのマネージャーだからだと語っている。シャロンはBBCに対して次のように説明している。
「わたしはブラック・サバスと仕事をしていて、ブラック・サバスは14か国でチャート1位を獲得したばっかりでもあるから、明らかにわたしにはまだ影響力はあるはずよ。自分のやってることはよくわかってるから」
シャロンは2007年を最後に『X・ファクター』の審査員を降板していたが、2シーズンで降板となったチュリーサの空席を埋める形で来シーズンから復帰することが明らかになっている。プロデューサーのサイモン・コーウェルからはどれだけ説得されたのかと訊かれてシャロンは次のように答えている。
「別にそんなに口説いてもらう必要もないわよ、わたしが素直な時ならね。今回本当に嬉しかったのは、スタッフの顔触れがまだ同じだったから、なんだか家族のもとに帰ったような感じがあって、本当にいい感じなの。とてもいい雰囲気よ」
先月、ブラック・サバスはオジー、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラーのオリジナル・ラインナップ3人が35年ぶりに顔を揃えた新作『13』でバンドはビーディ・アイの『BE(ビー)』を押さえて43年ぶりのイギリス・チャート1を達成している。43年前のバンドのチャート1作品は70年のセカンド・アルバム『パラノイド』だった。
なお、43年ぶりのアルバム・チャート1位はイギリス・チャートではこれが新記録で、これまでの最長記録はボブ・ディランの1970年作品『新しい夜明け』と09年作品『トゥゲザー・スルー・ライフ』が記録した39年で、イギリス人アーティストでは、ロッド・スチュワートの76年の『ナイト・オン・ザ・タウン』と今年の『タイム~時の旅人~』の37年が最長記録となっていた。
(c) NME.COM / IPC Media 2013