オジー・オズボーンが、7月22日に、76歳で逝去した。家族が声明を発表した。
「言葉では言い表せないほどの深い悲しみとともに、私たちの最愛のオジー・オズボーンが今朝、永眠いたしましたことをご報告いたします。
最期は家族に囲まれ、愛に包まれて旅立ちました。
この困難な時期、どうか私たち家族のプライバシーを尊重してくださいますようお願い申し上げます。
シャロン、ジャック、ケリー、エイミー、ルイ」
オジー・オズボーンは、7月5日に、イギリス、バーミンガムでラストライブ“Back to the Beginning"を行ったばかりだった。
また、2019年にはパーキンソン病と診断されていた。2020年にその事実を明かした際、「俺たちみんなにとって本当に厳しいことだった」と語り、「でも、まだ俺はどこにも行かない」と言い添えた。
3週間前のラストライブでは、ギタリストのトニー・アイオミ、ベーシストのテレンス・“ギーザー”・バトラー、ドラマーのビル・ワードと共に、ブラック・サバスのオリジナルメンバーが奇跡の再集結を果たした。
そのステージでオジーは、
「何て言えばいいのかわからない。6年も寝たきりだったから」と語り、
「みんなには俺の気持ちなんて想像もできないだろう――心の底からありがとう。みんな全員が特別だ。さあ、ぶっ飛ぼうぜ!」
と観客に呼びかけたそう。
そして最後の曲“Paranoid”を演奏する際、ファンに感謝の意を表した。
「ブラック・サバスのメンバーを代表して、そして俺自身からも、みんなにひと言伝えたい。
長年にわたる応援のおかげで、俺たちは今のような人生を歩むことができた。
心の底からありがとう。愛してるよ。みんなを愛してる」
このライブには、スティーヴン・タイラー、メタリカから、ガンズ・アンド・ローゼズ、トゥール、トム・モレロ、ビリー・コーガンなど豪華な面子が結集し、誰もがその感動を語っていた。
現在、次々に追悼が集まっている。
⚫︎ブラック・サバス
「オジー、フォーエバー」
⚫︎トニー・アイオミ
「信じられない。
ヴィラ・パークでの共演からわずか数週間――親愛なる友人オジーが旅立ってしまったなんて。
あまりにも胸が張り裂けそうな知らせで、言葉が見つからない。
彼のような存在は、もう二度と現れないだろう。
ギーザー、ビル、そして俺――俺たちは兄弟を失った。
シャロンとオズボーン家のみなさんに、心からお悔やみを申し上げます。
安らかに眠れ、オズ。
――トニー」
⚫︎ギーザー・バトラー
「さようなら、親愛なる友よ。
長年本当にありがとう――あの頃は、本当に楽しかったな。
アストン出身の4人の子どもたちが、まさかここまで来るなんて……誰が想像しただろう?
最後にもう一度、一緒にアストンで演れたことが本当にうれしい。
愛してるよ」
⚫︎ビル・ワード
「今、君はどこにいるのだろう?
思い出の中に?
言葉にしなかった抱擁の中に?
つながらなかった電話の中に?
いや、君は永遠に俺の心の中にいる。
シャロン、そしてご家族の皆さまに、心より深い哀悼の意を捧げます。
安らかにお眠りください。
ファンの皆さまにも心からお悔やみ申し上げます。
決して『さよなら』ではない。
永遠にありがとう。
――ビル・ワード」
⚫︎ジミー・ペイジ
「親愛なる、オジー・オズボーン。安らかにお眠りください。
ご家族とご友人の皆さまに、深い敬意と愛を捧げます」
⚫︎ロバート・プラント
「さよなら、オジー......なんという旅路だったんだ......あちらの世界へ、ゆっくりと航海してください。
ついに、安らぎの中へーー。
あなたは本当に、ロックととう宇宙を変えてくれた」
⚫︎レディー・ガガ
全米ツアーが開始したばかりのガガ。サンフランシスコでライブの終わりに彼女が着ていた
オジーのTシャツを見せて“Crazy Train”が響く中観客にお辞儀をした。
⚫︎メタリカ
さらに2011年の共演の映像もストーリーに投稿。
⚫︎エルトン・ジョン
「オジー・オズボーン が亡くなったという知らせに、深い悲しみを感じています。
彼は親愛なる友人であり、ロック界の神々の殿堂にその名を刻んだ、偉大なる先駆者でした。まさに本物のレジェンド。そして、これまで出会った中で最もユーモアのある人のひとりでもありました。彼のことが本当に恋しくなります。
シャロンとご家族の皆さんへ、心よりお悔やみと愛を送ります。
エルトン xx」
⚫︎ブライアン・メイ
「オジーが亡くなったという知らせに、とても悲しい気持ちでいます。
ヴィラ・パークでの最後のパフォーマンスは、彼にとってまさに壮大なお別れの場でした。あの場所に満ちていた愛は本当に圧倒的だった。
ショーの後に、彼と少しだけ静かに言葉を交わせたことを心から感謝しています。
そして、愛する家族に見守られながら、穏やかに旅立ったと知って安心しています。
でも、世界はオジーの唯一無二の存在感と、恐れを知らぬ才能を恋しがることでしょう。
シャロンと素晴らしいご家族へ、心よりお悔やみを申し上げます。
そしてビル、ギーザー、そして親愛なる友トニーへ――これはまさに「家族」なのです。
その痛みを、私も痛いほどわかっています。
安らかにお眠りください、親愛なるオジー。
――ブライアン」
⚫︎ロニー・ウッド
「オジー・オズボーンが亡くなったと聞いて、本当に胸が締めつけられる思いだ。
バーミンガムでの“Back to the Beginning”、あれはまさに彼らしい美しい幕引きだった」
⚫︎ニルヴァーナ
「オジー・オズボーン、数えきれないほどのインスピレーションをありがとう。
ブラック・サバスは、ヘヴィロックの原型です」
⚫︎パール・ジャム、マイク・マクレディ
「今日、オジーが亡くなったという知らせを聞いて、とても悲しい気持ちだ。
高校生のとき、僕はブラック・サバスを発見した。
“War Pigs”は、恐ろしくて、でも同時に魅了された。
あのダークな宇宙へと連れて行ってくれたのは、まさにオジーの声だった。
それは現実からの最高の逃避でもあった。
その後、『Blizzard of Ozz』が出たとき、即座にファンになった。
ランディ・ローズは、僕にリードギターを弾きたいと思わせてくれた存在だ。
幸運なことに、最後のアルバムで“Immortal”という曲に参加できたことを誇りに思っている。
音楽をありがとう、オジー。
あなたの音楽は、僕たちの人生の旅をより良いものにしてくれました。
――マイク・マクレディ」
⚫︎スマッシング・パンプキンズ
⚫︎ビリー・コーガン
「トニーのメッセージで泣けないなら、きっと何を聞いても響かない。
それからギーザーのメッセージも」
⚫︎トム・モレロ
「神のご加護を、オジー」
⚫︎ブラッド・ウィルク(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)
⚫︎グリーン・デイ、ビリー・ジョー・アームストロング
「言葉にならない。愛しています」
⚫︎レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、フリー
「最初からはみ出し者で、「普通のやつら」からはずっと変人扱いされてきた。
それでもオジーは、誰にも真似できないロックを鳴らし続け、最高の贈り物を俺たちにくれた。
それこそが、愛ってやつだ。
あれほど深くまで掘り下げてくれたんだ。
オジーは永遠に支配者だ。こんな存在、もう二度と現れない。
俺たちがこの世を去ったずっと後も、人々は彼の音楽を聴いて、「本物のロックとは何か」を知るだろう。
オジーよ、永遠に」
⚫︎レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、チャド・スミス
⚫︎ジューダス・プリースト
「私たちの心は、世界中の何百万もの人々と同じように、深く打ちひしがれています。
言葉では言い尽くせないほどの愛と喪失を、今、私たちは皆感じています。
シャロン、どうかあなたとご家族が、愛と平穏、そして光に包まれますように。
オジー、あなたは決して私たちの心から去ることはありません。
あなたの音楽は永遠です。
この偉大な人生を通して私たちを祝福してくれたあなたに、今こそ神のご加護がありますように。
ロブ、グレン、イアン、リッチー、スコットより」
⚫︎パンテラ
「オジー・オズボーン、安らかにお眠りください。
メタル、そしてパンテラのためにしてくれたすべてのことに感謝します。
あなたがいなければ、今の俺たちも存在しなかったでしょう。
シャロン、ジャック、ケリー、エイミー、ルイスへ――
ご家族の深いご喪失に、心からお悔やみ申し上げます。❤️🩹」
⚫︎スリップノット
⚫︎ヤングブラッド
「最後に会ったとき、あなたは本当に生き生きとしていて、あの笑い声が部屋中に響いていた。
だから、こんなにも早く行ってしまうなんて思いもしなかった。
でも、伝説というのは、俺たちには見えないことを、どこかで知っているものなのかもしれない。
あなたのことは決して忘れません。
あなたは、俺が歌うすべての音に宿り、私がステージに立つたびに一緒にいる。
あなたにもらったクロスのネックレスは、俺が持っているものの中でいちばん大切なものです。
あなたがかつて『何かしてほしいことはあるか?』と聞いてくれたとき、俺はこう言いました。そして今も同じ気持ちです――
俺たちみんなにとって、あなたがくれた音楽こそがすべてでした。それだけで十分でした。
あなたは俺たちを冒険へと連れて行ってくれた――すべてが始まった、その冒険に。
本当に胸が張り裂けそうです。
あなたは、史上最高の存在でした」
⚫︎ジャック・ホワイト
「彼は、やり遂げた」
⚫︎サウンドガーデン
⚫︎クエストラブ
⚫︎ショーン・レノン
「永遠のレジェンド、オジー・オズボーン。安らかに」
心より、ご冥福をお祈りします。