レディオヘッドが、実に7年ぶりとなるツアーを発表した。
公式サイトW.A.S.T.E.に登録していた人には、すでに案内メールが届いているはずだ。
https://radiohead.com/
ツアー日程
November 4, 5, 7, 8 - Movistar Arena, Madrid, Spain
November 14, 15, 17, 18 - Unipol Arena, Bologna, Italy
November 21, 22, 24, 25 - The O2, London, UK
December 1, 2, 4, 5 - Royal Arena, Copenhagen, Denmark
December 8, 9, 11, 12 - Uber Arena, Berlin, Germany
フィルからのメッセージ
公式メールには、フィルからのメッセージも添えられていた。
「去年、気まぐれでリハーサルをしてみたんだ。
7年ぶりに集まって演奏したら、本当に気持ちよくて、5人の心に深く刻まれていた音楽的アイデンティティを再び感じることができた。
それで“また一緒にライブをやりたい”と思うようになった。だから、これからの公演のどこかに来てもらえたら嬉しい。
今のところ予定しているのはこの日程だけど、この先どうなるかは誰にも分からない。
— フィリップ x」
チケット販売方法
今回のチケット販売は、いかにもレディオヘッドらしい配慮がされている。
購入は公式サイトのみ
イギリス時間9月5日(金)午前10時〜7日午後10時(日本時間5日午後6時〜8日午前6時)の間に上のバンドサイト希望公演を登録。
9月10日にコード配布
登録者にはユニークなコードが送られる。
9月12日発売開始
イギリス時間午前10時(日本時間午後6時〜)から販売開始。1人1会場につき最大4枚まで。複数の会場で買おうとするとキャンセルされるので注意。
転売・価格変動対策
バンドが強調しているのは「本当に行きたいファンが行ける仕組み」。
公式サイト登録制により、ボットや転売対策を徹底。住所や電話番号の入力も必須。
会場近隣のファンが優先される仕組みを採用。
ダイナミックプライシングは導入せず、価格は固定。需要による変動は一切なし。
各都市でのチケット定価が明示され、1枚ごとに1ポンド/1ユーロの寄付が含まれる。
行けなくなった場合は、公式サイト経由で定価リセールのみ可能。
レディオヘッドはこれまでも転売対策を行ったことがあるが、昨今のチケットの高騰を察して、再び対策してくれたようだ。さすがレディオヘッド。ただ、転売や、価格変動はアメリカで最大の問題になっているので、アメリカでツアーをすることになった場合どのように対応してくれるのか注目したい。
現時点では発表された日程はこれだけだが、バンドのサイトには、今後さらに日程を追加したいと書いてある。心強いニュースだ。
それにしても、現在オアシスは、アメリカツアー中だ。まさかレディオヘッドとオアシスが同じ年にツアーすると誰が思っただろうか?
ナイン・インチ・ネイルズも現在全米ツアー中だし、日本にはザ・スマッシング・パンプキンズやフー・ファイターズもやって来るし。90年代最強ロックバンドたちがなぜか世界を駆け巡ることになった、2025年。