キッスのジーン・シモンズ、カート・コバーンはアイコンと呼ぶには作品が少ないと語る

キッスのジーン・シモンズ、カート・コバーンはアイコンと呼ぶには作品が少ないと語る

キッスのジーン・シモンズは、カート・コバーンやエイミー・ワインハウスなどといったアーティストは一握りしか作品を作っていないので音楽アイコンとは言えないと語っている。

「チーム・ロック・ラジオ」の番組に出演したジーンは、現在の音楽シーンの状況について、アーティストが長いキャリアを追求するにはメジャー・レーベルが重要になることを次のように語っている。

「インターネットは素晴らしい実験だといえると思うけど、新しいバンドにとっては悲しい状況しか残されていないよね。次のビートルズや次のプリンス、あるいは次のキッスなどといった存在は、サポート・システムが欠如しているから登場しないよ。アーティストが正当に受け取るべき報酬を通り越して、ダウンロードや共有ファイルで音を手に入れられるってキッズも決め込んでいるから、レコード会社ももう存在しないんだ」

さらにジーンは1984年以前の時代にはどの時代にも音楽的アイコンと呼べる存在がいたものなのに、そうした存在がその後はいなくなったことを次のように語っている。

「思い出してみるだけでも、エルヴィス・プレスリー、ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ザ・フーと、次から次へと名前が挙がるはずなんだよ。70年代にはエアロスミス、キッス、そしてレッド・ツェッペリンなんかがいたしね。だけど、1984年から現在に至るまでのアーティストで、自分たちの音楽以外に存在感が大きいスーパースターなんて名前が挙がらないよ。クイーンやAC/DC以外で、レコードを1枚か2枚しか出していないやつはだめだよ」

「たとえば、カート・コバーン、これはダメだよ。アルバム、1枚か2枚くらいしかないから。エイミー・ワインハウス、これもまたアルバム1枚か2枚くらいしかないから足りないよね。それともただ死ねば音楽的アイコンになれるのかって? それはダメだよ」

さらにバンドの多くはファンが好きな値段を音源に対して払う「レディオヘッド・モデル」を導入しつつあると語り、「でも、うまくいかないだろ?」と問いかけている。
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