ニール・ヤング、ロック・スターには石油など必要ないとカナダ首相報道官に反論

ニール・ヤング、ロック・スターには石油など必要ないとカナダ首相報道官に反論

カナダのオイルサンド(油砂)採掘開発が深刻な環境汚染と地球温暖化を助長するとしてかねてから抗議してきているニール・ヤングだが、カナダの首相報道官がこうした動きに対して「ロック・スターは所詮そのセレブ的ライフスタイルを維持するために石油産業に依存している」とたしなめたのに対して、ニール・ヤングはロック・スターには石油など要らないと反論しているとCBCニュースが伝えている。

「ロック・スターに石油など必要ないなんて当たり前だろ。俺は自分の電気自動車でアメリカのカリフォルニアからオイルサンド油田(カナダのアルバータ州北部)まで行って、そこからまたワシントンDCまでそのまま行って、その間石油なんか一滴も使ってないんだからな。だけど、俺はロック・スターだぜ」

ニールはカナダの先住民の自治組織「アサバスカ・チペワイアン第一国家」がカナダ政府を相手に起こしているオイルサンド鉱山開発反対運動を支援するチャリティ・ライヴ・シリーズを今月行っている。また、ニールは自身の電気自動車について次のように説明している。

「俺の車の発電機はバイオマス燃料で動くもので、これはポスト化石燃料時代を見据えてカナダが取り組んでいかなきゃならない未来の燃料のひとつなんだよ」

なお、カナダの首相報道官はこうしたニールの活動について訊かれた際、「ロック・スターのライフスタイルも、ある程度は数千人ものカナダ人労働者が毎日懸命に開発している資源に依存している」と批判し、さらにアルバータ州の石油産業は経済的な機会や高賃金な仕事も提供していると語ったという。

しかし、ニールはこれに対してカナダのオイルサンド鉱山開発事業は「地球上でも最も汚染をまき散らす事業」だと反駁し、こうした鉱山施設から排出されている二酸化炭素ガスは1日単位で、カナダで使われている全自動車車両の排気ガスを合わせた総量よりも多いという事実があると反論している。

ニールが行っている鉱山開発反対運動支援ライヴ・シリーズにはポール・マッカートニーのアルバムにも客演した人気ジャズ・ピアニストでエルヴィス・コステロの妻としても知られるダイアナ・クラールも参加している。
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