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| 開演のＳＥとともに鮮やかなライトに浮かび上がった、まだ誰もいないバンドセット。そのたたずまいだけで、もうなんだか心が締め付けられてしまう。ゴーイングは今、それくらい暴力的にセンチメンタルなバンドになってしまっている。なんと投げキッスで登場は、「日本一のおせんちＤＥＢＵ」（※資料ママ）こと松本素生。“グラフィティー”に続いて、「拝啓、幕張で会った君たち。多分きっと、多分絶対、僕らの気持ちは外からはわからないです。だから、大きな声で歌うんです。ひとりぼっちの夜を越えて、歌を届けに来ましたよゴーイング・アンダー・グラウンドは！」というかつてなく力強い宣誓から２曲目“ダイアリー”。今日の彼らは、全てが猛々しい！ “センチメントエキスプレス”での伊藤洋一の銅鑼連打もキマってる。「思春期のセンチメンタル」という一点に向かって、歌も銅鑼も掟破りにつたなく大げさなキーボードもギターのディストーションも、ドラムの一打一打さえも一直線に突っ走っていく、そのわき目もふらなさが、心を打って打って打ちまくるのだ。“ハートビート”“ボーイズライフ”での重なり合ったコーラスも、まるで青春の一場面一場面を祝福するようにメッセに響く。ラストの名曲“トワイライト”まで感極まりっぱなし、ゴーイングは、フェスという物語にドラマチックなピークを刻んだ！（小杉俊介） | |
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GOING UNDER GROUND のCOUNTDOWN JAPANクイックレポートアーカイブ
