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プロデューサー・渋谷陽一の恒例の朝礼で「今日本で最もCDを売り、動員を誇るバンド」と紹介されたのは、そう、オレンジレンジだ! 今年のEARTH STAGE最初の曲はいきなり“ロコローション”! そして“お願い!セニョリータ”ととびきりポップなヒット曲を連発。間髪入れずに“BETWEEN” “GOD69”と攻撃的な曲が続く。YAMATOは身をよじりながら奇声を上げ、RYOは右へ左へ走り回り煽る煽る。今日の彼らは徹底的に「攻め」だ。ラスト“yumekaze”まで、バラードは一切なし。ロックバンドとしての実力と気合を見せてくれた、堂々のステージだった。




続くはゴーイング・アンダー・グラウンド。松本素生が車椅子に乗って登場し、場内騒然。なんと足の骨にヒビが入ってしまっているのだという。大丈夫なのか? でも、ゴーイングはそんな心配を吹き飛ばす凄まじいステージを見せてくれた。なんとか立ってマイクの前に立ち、1曲目 “STAND BY ME”。「今朝は足が痛くて痛くてどうしようかと思ったけど……こんな体でも飛べるって証明してやりますよ!」とのMC通りのアグレッシヴさで、ステージを跳ね回る松本。“ショートバケーション”では腿上げしながらギターソロを引きまくり、会場のテンションはさらに上昇! 「フェスはいいなあ、やっぱり。こんな日にぴったりの曲、俺と君の曲です!」というMCに続くラスト“トワイライト”の大合唱でさらにピークを更新し、ゴーイングは颯爽とステージを去っていった。(小杉俊介)