「はじめまして、大阪でロックやりにきたサンボマスターです!!!」、「あんた方にね、愛の告白をしにきましたよ!!!」、「オオサカ!! オオサカ!!! オオサカ-ッ!!!!」と、びっくりマークのインフレーションも引き起こすほど激烈過剰なパフォーマンスにナニワが沸騰! 魂のすべてを曝し、いっさいの打算なきロックンロールが偽装問題に揺れた2007年をまとめて精算。退屈とか倦怠とかそんな生易しいもんじゃなく、もっと底の底にある人間の真実に立ち向かおうとする決死の奮闘に、AURORA STAGEの沸点は幾度も更新されたのだった。
「これが2007年最後のライヴなの。今日ここで死ぬつもりで歌いに来たから!」と並々ならぬ気合いでAURORA STAGEにのぼった“終わらない青春バンドワゴン”ことGOING UNDER GROUND。その言葉通り、伊藤(Key)はステージを右に左に走り回り、松本(Vo)もギター投げ捨ててハンド・マイクで“ボーイズライフ”を熱唱。さらにはギター・アンプか渾身のジャンプ! 存続さえも危ぶまれたシビアな季節を経て、よりタフに、より自由度を増したライヴ・パフォーマンスで2007年を笑顔で締め括ったゴーイング、お見事でした!!
ダブルMC、ダブル・ターンテーブルという強力クルーを従え、キング・オブ・ヒップホップ=KREVA、インテックスにイン・ダ・ハウス!! 去る29日の幕張EARTH STAGEで完勝ライヴをカマしたばかりのクレちゃん。ここ大阪でも「出し惜しみなし、全曲シングルでやってやる!」と宣戦布告。“THE SHOW”“国民的行事”“音色”、さらにフィメール・シンガー、SONOMIを呼び込んで“ひとりじゃないのよ”を共演と、怒涛のヒット・パレードを展開。東京/大阪の2歴戦、見事2連覇達成っす!!
会場に蔓延する、異様な熱気をはらんだ期待感――それはひとつのインディ・バンドに向けられたものとはにわかに信じがたい、のけぞるほど巨大なものだった。4人が姿を現せば、地鳴りのような大歓声が沸き上がる。そう、AURORA STAGE 2日目ラストに登場は、ヒア・カムズ・ELLEGARDEN!!! “Pizza Man”からスタートした刹那、ステージ前は壮絶な肉弾戦と化し、AURORA STAGEの隅々にまでびっちりコブシが屹立。さらにジェスチャーでシンガロングを煽る細美、心底楽しそうな笑顔である。圧巻は“Missing”“Space Sonic”“Salamander”“Supernova”を立て続けに繰り出した終盤の12分間。それは得体の知れないモンスターをAURORA STAGEに召喚した、脅威の12分間であった。エルレ、圧巻!!!
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