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一昨年は12月30日のトップバッター、昨年は元旦のトリを飾ってくれたサンボマスター。今年は2007年が終わろうとしている直前のステージである。いつもCOUNTDOWN JAPANで節目節目でけじめをつけてきてくれたのが、彼らに他ならない。今回も、登場するやいなや「こんなもんじゃねえぞ、俺のやりたいのは」と山口が煽る煽る。「みんなに期待していいっすか? 期待していいっすか? いくぞ幕張、大晦日! うお、やばい、興奮して鼻血が出てきた」という絶叫と共に“青春狂騒曲”に突入。既に1曲目の時点で「大晦日」「ロックンロール」を連呼。全速力どころか、既にメーターはレッドゾーンに振り切れている。“美しき人間の日々”では「暴れるぞ、だけど怪我だけはするなよ」、“歌声よおこれ”では「僕はみなさんもうちょっと控えめな方かと思ってたんだけど(笑)」と、次々とMCで言葉が零れ落ちる。“新しい朝”“光のロック”“世界はそれを愛と呼ぶんだぜ”、すべての曲で山口は語り続ける。そして、最後に演奏されたのは “そのぬくもりに用がある”。この曲の最後で、山口がずっと連呼していた言葉は「ありがとう」。山口は、何回も何回も客席に頭を下げて、ステージを降りていった。(古川琢也)