『COUNTDOWN JAPAN 10/11』最終日のEARTH STAGEもついにグランド・フィナーレ！　「幕張、準備はいいかー！　みなさん、あけましておめでとうございます！　EARTH STAGE大トリを務めさしていただきます、サンボマスターです！」という山口隆（Vo/G）の声が、新春の幕張にばりばりと響き渡る！　「確かに2010年の君たちは最高だった！　しかし2011年はもっとやんなくちゃいけないわけですよ！　この国には今、ロックンロールが足りねえんだ！　ロックンロールを発電しねえといけねえんだ！　どこで発電するか？　ここEARTH STAGEですよ！」と"青春狂騒曲"へ突入！　右に左に大きく腕を振りながらその轟音を迎え撃つオーディエンスを「新春一発目ですよ！　そんなもんかよ！」「まだ2010年の人がいるんですよ！　2011年のEARTH STAGEは、宇宙でいちばんロックンロールなんですよ！」とさらに煽り倒す山口のシャウトとギターもここぞとばかりに冴え渡る！　近藤洋一（B）のギター・ソロも飛び出したゴージャスなミドル・ソウル･ナンバー"きみのキレイに気づいておくれ"に続き、爆裂アンセム"世界をかえさせておくれよ"で深夜の幕張メッセの温度をぐいぐいと上げていくし、"光のロック"では山口／近藤／木内泰史（Dr）の3人のサウンドが火の玉のように熱く激しく燃え盛りながらロックの彼方へ光速でかっ飛んでいく。「俺は今までね、別れた人に"ありがとう"って言えなかったの。ずっと自分のことばっかりだったの。君が失ってしまった、愛するあの人のための歌、俺たちに歌わしてくんねえか？」とひときわハートフルに歌い上げたバラード"ラブソング"。「でも俺たちは泣きに来たんじゃねえ、笑いに来てんだよ！」とロックの根源的なエネルギーをEARTH STAGEいっぱいにぶん回してみせる"歌声よおこれ"。そして、「まだまだこんなもんじゃねえだろ！」と"そのぬくもりに用がある"の爆音でフロアを巻き込みながらラストスパート！　「まだまだやれる人！　宇宙でいちばんロックできる人！」というコールから国民的ロックンロール・アンセム"世界はそれを愛と呼ぶんだぜ"でEARTH STAGE一丸の大ジャンプに導き、新年の幕張メッセをでっかく揺らしてみせる。「君たちのおかげでロックンロールできました！　どうもありがとう！　君たちは何だってできるって思ってる！　ロックンロールは何だってできるって思ってる！」と声の限りに叫び上げる山口。本編最後"できっこないをやらなくちゃ"で最高のエンディング！……と思いきや、オーディエンスから津波のように湧き上がる「ロックンロール！」大合唱に応えて、3人が再びステージに登場！　「もう、みんなすごいことになってるわけですよ！　とってもすごい2万人ですよ！　宇宙以外の、もう1つの宇宙を合わせても、君たちが最高にロックンロールだよ！　大槻教授に見せてあげたいよ！　でもさ、もっともっとすごいことをみんなとやりたいわけ！　君たちにはさ、希望の匂いがするの！　だから、最後にこの曲をやろうって思ってました」と最後の力を振り絞って2万人とともに熱唱したのは"あの鐘を鳴らすのはあなた"！　新年は始まったばかりだが、この日のサンボマスターのアクトは2011年ロックの名場面として刻まれるに違いない……と、EARTH STAGEいっぱいに巻き起こる万歳三唱を見ながら確信せずにはいられなかった。EARTH STAGEのすべてのアクトが終わり、ステージ両袖のビジョンには「SEE YOU at Japan Jam 2011」の文字が！(高橋智樹）