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COUNTDOWN JAPANには3年連続の出演となった日本語ロックの爆走機関車、サンボマスター。「2007年初めの大トリが俺たちなんだぞ。ありがたいと思わねえか」という自信満々の台詞を冒頭で語った山口。「2007年はこの曲から始めたいんだ」という紹介で始まった1曲目“そのぬくもりに用がある”からEARTH STAGEは揺れる揺れる。山口の着ているTシャツにはシンプルに「ROCK」という4文字が記されている。そう、彼らにとって2007年という年もロックでなければならず、だからこそ一度一度のライヴが事件でなければならないのだ。“歌声よおこれ”“青春狂騒曲”、タイトル自体が切迫したメッセージとなっている楽曲を山口は、高度なソウルのグルーヴを纏いながらできる限りの絶叫で歌っていく。2007年最初の新曲“アイラブユー”も披露。そして、「2007年もこの曲だけはやりてえんだ、この曲をやっぱりやりにきたんだ」というMCとともに演奏された“世界はそれを愛と呼ぶんだぜ”。そこからは、本編最後の“月に咲く花のようになるの”、新年1発目アンコール“美しき人間の日々”“朝”まで完全にノンストップ。愛と平和という概念に彩られた魂のロックンロール。ステージの上で決まった2曲目のアンコール“朝”の前に山口はこう語った、「この20000人の夜はもう終わってしまうけれど、明日からまた新しい朝が始まるんだ」。COUNTDOWN JAPAN06/07、その大トリを飾ってくれたのは事件としてのロックを求め続けるサンボマスターだった。(古川琢也)