ハジけるようなSEのビートに乗ってオーディエンスが興奮を募らせる中、登場した5人。「ORANGE RANGEは今年CDデビュー10周年を迎えました!」とHIROKI(Vox)が挨拶すると、青い法被を着た5人がスタンドマイクで横並びになり、“Anniversary Song~10th~”を披露。楽しいオープニングの後、“キリキリマイ”へ。さっきのほんわかムードとは一転、アグレッシヴなサウンドとパフォーマンスで大きなフロアのボルテージを一気に上げる。
「見た感じだとみんな、熱いのが好きそうだな?」というRYO(Vox)の言葉で“イケナイ太陽”へ。ジリジリと体温を上昇させるメロディと3人の熱いヴォーカルを浴びながら、みんなも全力のジャンプで応える。「今年も色んなことがありましたけど、マヤ暦がどうとかね。でも見てくださいみなさん、こんなにはしゃいじゃってます! 来年はもっと笑ってやる!」とRYO。「みんなで笑ってはしゃごうぜって曲をやろうと思います」と“ビバ★ロック”が始まれば、この豪快&爽快なナンバーが2012年に起こった色んな嫌なことも全部洗い流してくれるような陽気さを誘い、みんながはしゃぐ。続く“* ~アスタリスク~”でもイントロからみんなの大ジャンプ&大歓声で会場が揺れる! この10年、駆け抜けてきた彼らの鍛え上げられたライヴ・パフォーマンスはさすがだ。
NAOTO(G)の歪んだギター・サウンドが光る“Warning!!”では更にディープかつハードなアプローチでEARTH STAGEをORANGE RANGEの色に染め上げていく。「今日はでっかい音の鳴るお祭りでございます!」とRYO。”祭男爵“ではYAMATO(Vox)も帽子を脱ぎ捨て全力熱唱。YOH(B)のパワフルなプレイもみんなを更に跳ねさせた。 終盤、“上海ハニー”では「2012年も残りわずかですよ!楽しんで行きましょうね!」とHIROKI。すると、飛び散る汗が見えそうなほどの凄まじいお祭り騒ぎに。「次の曲でラストになります。今年もありがとうございました。来年もよろしく」というRYOの言葉で“鬼ゴロシ”へ。3人の絶妙なヴォーカルとパフォーマンスから目が離せない上に、大胆な曲の展開で最後まで濃厚な時間を届けてくれたORANGE RANGE。惜しみないエネルギッシュな熱演にオーディエンスも完全燃焼! 貫禄を感じさせる圧巻のステージだった。(上野三樹)
ORANGE RANGE のCOUNTDOWN JAPANクイックレポートアーカイブ