定刻、TRFの“survival dAnce～no no cry more～”がMOON STAGEに鳴り響く。オーディエンスが一斉にハンドクラップする中、東京カランコロン御一行は元気に登場！ 「ありがとう、ありがとう、ありがとう！」とせんせい（Vo・Key ）が笑えば、いちろー（Vo・G）も「TRFの後輩、東京カランコロンです。今年のライヴ納めがこんなステージですごく嬉しいので、今年一番良かったライヴが今日ってことにしてください。30分飛ばして行きます！」と語って会場を湧かせる。今年は『ゆらめき☆ロマンティック』でメジャーデビューを飾り、彼らにとっても活動の舞台をさらに広げる一年になった東京カランコロン。一発目に“泣き虫ファイター”でライヴをスタートすると、MOON STAGEからは大きな手拍子が。せんせいは歌いながらキュートな振り付けを見せ、ちょっぴり歪だが愉快でポップな東京カランコロンワールドを炸裂させていく。続く“CAN’T STOP 運命線”ではいちろーが歌詞を《明日は大晦日、あさっては年越しです。とりあえず星に願いを。。。》とアレンジして歌い、フロアをさらに盛り上げる。
今日は両親がライヴを観に来ているということで、MCを振られたのは佐藤全部（B）。「父ちゃん、母ちゃん、こんな感じに育っちゃったけど、どう？」と佐藤が語ると、会場からはなぜか大歓声が。いちろーは会場いっぱいに人が埋まったフロアを嬉しそうに見回し「ロッキング・オンさん、夏のアレにも出させてもらうしかないですね。期待してますよ〜」と語れば、オーディエンスからは再び大歓声。どうにもこうにも、MOON STAGEいっぱいのオーディエンスに一挙手一投足が愛されている彼らなのであった。いちろーとせんせいのツインヴォーカルと、カラフルなバンドサウンドでMOON STAGEを虜にしてしまった東京カランコロン。ラストに“少女ジャンプ”を披露すれば、今日一番の歓声とハンドクラップが起こる。2012年のライヴ納めを、まぶしいほど最高の笑顔で飾ってくれた。（大山貴弘）
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