「ウオーーーー！！！」と地鳴りのような歓声の中、登場した3人。1曲目に“super stomper”を披露すると、途端にものすごい歓声と手拍子が巻き起こる。ど迫力のギターとリズムがフロアを襲来し、オーディエンスはEARTH STAGEを揺らすほどジャンプ、ジャンプ！ 初っ端からもう手が付けられないほどの盛り上がりだ。しかし大熱狂するフロアに、TAKUMA（Vo・G）は「もっと来ーーーい！！！」と煽りまくる。おかげでEARTH STAGEには真夏のような熱気が充満している。
雷のようなギターが炸裂する“JUNGLES”、オーディエンスからの大合唱を巻き起こした“RIVER”と、楽曲が進むにつれてフロアの熱狂もさらにヒートアップ。あまりの盛り上がりに、TAKUMAは「もう先にカウントダウンやっちゃっていいですか？ 10！ 9！……」と年越しのカウントダウンを始め出してしまう。会場も一緒に鳴ってカウントダウンし、ついに「ゼロ！ あけましておめでとうございます！！」と新年を迎えてしまう事態に。こんなバカバカしいやり取りも全力で楽しんで大爆笑するのが10-FEETであり、ここEARTH STAGEに集まったオーディエンスなのだ。
「もうちょっとで終わりやぞ、今年。どんな一年やったんや、お前ら？ 微妙か？ 今年ずっと微妙やった奴は、今日と明日で変えてみろ！ いけるやろー！！」とTAKUMA。「まだいける人！ まだ歌える人！ 飛べる人！ ぶはははは！ 知ってるで、お前ら次めっちゃ飛ぶんやろ？」と“Freedom”を演奏すれば、EARTH STAGE中のオーディエンスが飛び跳ねる。
「まだ行けるやろ。俺らはもっと飛ばすぞ、やっつける気でこいよ！ 俺らたった三人やぞ！」とTAKUMAが煽って“その向こうへ”“1sec.”とキラーチューンを炸裂させれば、フロアはもうクライマックスに次ぐクライマックスの盛り上がりだ。NAOKI（B・Vo）は何度も、あんなに走り回りながらベースが弾けるのかと不思議になるほど左右にダッシュしながら演奏していた。
しっとりとフロアに響かせた“ライオン”の後には、「よっしゃ、今日もカメラ回ってるぞ、全員座れ。すごい映像残そうぜ」（TAKUMA）とオーディエンスを全員座らせ、EARTH STAGEに巨大なウェーブを作り出すという一幕も。万感の“goes on”で本編を終え、アンコールに応えて再登場すると、「最近やってなかった、久しぶりの曲やります。タオルを放る曲やけど、なくさんように手加減して投げろや」（TAKUMA）と“CHERRY BLOSSOM”を披露。EARTH STAGE中にカラフルなタオルが舞う光景は、壮観の一言だった。最後にもう一度、カウントダウンを行い、「あけましておめでとう！」と再び新年を迎えてしまった10-FEET。オーディエンスを強烈に一つにしてしまう、圧巻、壮絶、最高のパフォーマンスだった！（大山貴弘）
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