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「こんばんは、関ジャニ∞です」と、お約束のあいさつでオーディエンスの爆笑を誘った、陽気なアメリカ人マーティンとご存知BRAHMANのTOSHI-LOW擁するOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND。アコースティックだけどエモーショナルで、パワフルだけど繊細な独特の世界観が、AURORA STAGEの色を一気に塗り替えていく。「寒いよね、コタツでみかん食べたいよね」とMCも絶好調だったマーティンが「こんなに集まってくれて、Thank You」と語り “Thank You”に突入すると、オーディエンスから暖かい手拍子が沸き起こり、会場は親密な空気感に包まれた。



オーディエンスの大歓声に迎えられた“今宵の月のように”、宮本がパイプ椅子の上に立って感情をぶちまけた“ガストロンジャー”、思いきり拳を振り上げ俺たちの新年を鼓舞した“俺たちの明日”。いずれも、今のエレカシの最高のダイナミズムを伝えてやまない、渾身の迫力に満ち溢れていた。感極まった表情のオーディエンス、無数。しかしこの夜、宮本は一体何度「ど~んと行こうぜ、エブリバティ!」と叫んだのだろう? 来年をたくましく乗り切る力をたらふく伝えたステージだった。



「新年に向けてごきげんに踊ろうか。みんなロックンロールが欲しいんだろう?」――こんなセリフが似合うのは、この男しかいないでしょう! 昨年に引き続いてカウントダウン・ジャパン-WEST-に降臨の佐野元春。世代を越えて胸の奥底スウィングし続けるロックンロールは今夜も健在。“約束の橋”“SOMEDAY”でオーディエンスの心を完全に掌握すると、ラストは定番の「愛する気持ちさえわけあえば、I LOVE YOU」「YOU LOVE ME」のコール&レスポンス。老若男女を問わず笑顔にさせる魔法で、AURORA STAGEにありえないほどの一体感を生んだ!



「2007年を締めくくるために大阪にやってきました!」と高らかに語りオーディエンスから熱い歓声を受けたGO!GO!7188。“脳内トラベラー”“真夏のダンスホール”と、たたみ掛ける2ビートでAURORA STAGEを沸騰させると、“ジェットにんぢん”“あしのけ”のGO!GO!新旧キラー・チューンを連発し、会場は大炎上!! リハスタが隣だった10-FEETが「カウントダウン・コールの練習をしていた」という情報までリークし会場の笑いを誘いつつ、熱いバトンをしっかりと年越しへ託した。



こんな年越し、見たことない! 異常なまでの興奮と期待感がAURORA STAGEに充満した年の瀬クライマックス。ステージに現れるや3人でハイタッチを交わすほど気合みなぎる10-FEETは、会場の興奮と期待を見事に裏切る年越しを実現したのだった。その詳細は――年明け20秒前、オーディエンスを全員フロアに座らせ、15秒前にオーディエンス全員が隣近所同士でハイタッチ、10秒前より「ウォ~~~~~!」という超大歓声が会場に発生し、5秒前からオーディエンスによる「か・め・は・め・は~!」の大絶叫(もちろんフリ付き)で年越し――と文字で書いていくと実にトホホな展開だったりするのだが、会場に溢れた歓声はもう天井を貫きそうなほど巨大だった。「今までにない俺らを見せるから、今までにないお前らを見せてくれよ!」というTAKUMAのMCどおり、ライヴも終始ラウド&ハードなサウンドで、オーディエンスを休む間もなく歓喜の渦の中に放り投げる。「お前らと一緒に新年を迎えられて、心から幸せや!」とはTAKUMAの言葉だが、それをそのまま10-FEETに投げ返したい。多幸感が弾けまくりの、史上最強の年越しでした!