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SEも何もない、ただただ大歓声の中、静かに、しかし熱さを秘めた佇まいで登場した4人。何かとんでもないことをやらかしそうな気配??事実、今日ライヴ前に入手したセットリストは“パワー・イン・ザ・ワールド”“ディンドン”“一万回目の旅のはじまり”……おそらく制作途中の(仮タイトルかもしれない)見たことないタイトルだけで埋め尽くされている。そして響き渡るハード・エッジなパワー・ロック・サウンド!! 「ここはいったいどこだ!?」と連呼する1曲目“パワー~”という(らしき)曲の、びしびし刺さってくるような緊迫感!! とはいえ、どしゃめしゃ荒野をささくれ歩く『俺の道』モードとは明らかに一変していて、1曲1曲ビートの利いた音が、どこかストーンズ的なスケール感でこっちにぶつかってくる。「4日前までレコーディングやってたから新曲にしました」という宮本の気迫が観客をびりびりと震わせ、「幕張、エブリバデーィ!!」の大コールが温度を上げていく。そして最後は「あの19世紀以来、男の歴史とは、己のイメージと闘いの歴史」という批評眼と「酒持ってこい!!」というココロの爆発が同居する曲(リストの曲名は“バケモノ青年”!!)。ここで今までのシリアス・モードから一転、ギター・石くんをいじり倒す宮本! 着ていた白シャツを石くんにかぶせる宮本! そして本人はいたずらっ子のように退場。ロックを射抜く知性とロックを叩き割るダイナミズムの人・宮本、そして新たなバンドの季節を十二分に堪能!!(高橋智樹)
はるばる京都から来た2人組! エレカシ、フラカン、バックホーンめあてに昨日&今日参戦です