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さあ、ついにこの時がやってきた! ここEARTH STAGEで2011年へのカウントダウンを行うのはエレファントカシマシ! 蔦谷好位置&ヒラマミキオを擁した6人編成でステージに姿を現したエレカシ。そして「イエーイ!」と全身でオーディエンスにアピールする宮本浩次! 「緊張してますエヴリバディ! 盛り上がろうぜ! まずはニュー・アルバムから、激渋の曲を聴いてください!」という言葉とともに、最新アルバム『悪魔のささやき~そして、心に火を灯す旅~』から"脱コミュニケーション"の轟音ギターと宮本の絶唱が、あっという間にEARTH STAGEを赤黒く染め上げる! そこから一転、"今はここが真ん中さ!"のアグレッシブで晴れやかなメロディが、聴く者1人1人を世界の中心に仁王立ちさせる勢いのエネルギーでもって響き渡る。「今は幕張がど真ん中!」と叫び上げる宮本の圧倒的なエネルギー! 「じゃあ、みんなに捧げます!」と披露したのは名曲"悲しみの果て"! さらに「俺、大阪から来る新幹線の中で、仲井戸麗市に会ったぜイエーイ!」「今日はどんな1日でしたかー! みんなに会えて嬉しいぜイエーイ!」というMCでオーディエンスをびりびりと震わせながら"good morning"でハード&ダイナミックの極限まで昇り詰め、「別にモンゴルの大平原に行かなくたってさ、俺たち毎日旅をしてんじゃないかと思うんですけどどうですか!」と再び『悪魔のささやき~』からの壮絶なへヴィ・ナンバー"旅"で幕張メッセを荒野の旅路へと塗り替えてみせる。デビューから20年以上にわたって日本のロックの最先鋭型であり続けながら、どでかいスケールの「今」の最強型として鳴り響くエレカシのヒストリーを凝縮したようなセットリスト。最高だ。「エヴリバディ、あと10分ぐらいだぜ! 素晴らしい年にしようぜ来年は! 始めよければすべてよしだぜエヴリバディ! それじゃ、初詣代わりに歌わしてくれ!」と"笑顔の未来へ"では満場のクラップを巻き起こし、"いつか見た夢を"で2010年ラストの数分間を一気に駆け抜ける! 「……時間あまっちゃった!(笑)。どうでした2010年は? まあ、どうにかなるぜエヴリバディ! 今年はこれで締めて、来年どーんと行こうぜ!」。そしてEARTH STAGE一丸となって、ラスト30秒をカウントダウン! 10、9、8、7、6、5、4、3、2、1……2011年へ突入! 爆裂音効とともに飛び出す銀テープ! 「おめでとーう!」という宮本の祝砲のようなシャウト! そして、2011年の幕開けを飾るのはなんと"ガストロンジャー"!!!! エレカシ随一のへヴィ・ミクスチャー・ボムの轟音でもって新年を祝い倒しながら「努力を続けようぜ! 死ぬまでな!」と叫ぶ宮本。そこから♪さあ、がんばろうぜ!と"俺たちの明日"で初日の出よりも眩しいんじゃねえかってくらいの歌を炸裂させる。「自分自身で素敵な思いをして流れる涙って素敵だよな! そんな涙を今年は1粒でも多く流せるように……」というMCから歌い始めた"今宵の月のように"では♪幕張の風 町に吹くのさ~と歌詞をアレンジして大歓声を巻き起こし、"so many people"ではEARTH STAGE丸ごとスピード違反並みの加速感で包み込み、「最高の1年のスタートが切れたなエヴリバディ! とはいえ、悲しみの宣告をさせてもらうぜ!」と"コール アンドレスポンス"で3万人に魂の「死刑宣告」! 「今日、俺たちはみんなからたくさんエネルギーをもらいました! 俺たちもあげました! もう初詣行かなくても大丈夫! ファイト! ファイト!」という宮本のメッセージに続くラスト・ナンバーはもちろん"ファイティングマン"! 「あけましておめでとう! どんと行けー!」。宮本の絶叫が、2011年の最高の幕開けを告げていた。ありがとうエレファントカシマシ!(高橋智樹)