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COUNTDOWN JAPAN 12/13 クイックレポート



前回のCOUNTDOWN JAPAN 11/12では最終日のCOSMO STAGEに出演。爆裂的なアクトに加え、バズーカ砲からパンティ発射(!)という前代未聞かつ前人未到の年越しライブを繰り広げたモーモールルギャバンが、今年は3日目GALAXY STAGEのトリを飾る! まず3人は、今年3月に発表したアルバムから、タイトル・トラックの“僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ”を想いの丈を込めてプレイ。しっとりとした幕開けが、「ブチ上がっていくぞ幕張~!!」(ゲイリー・ビッチェ/Dr&Vo)との絶叫で一転、“POP!烏龍ハイ”に雪崩れ込むなりバンドもフロアも瞬時に大バースト! さらに“野口、久津川で爆死”の狂気じみた4つ打ちと爆音でボルテージは急上昇。“ユキちゃんの遺伝子”、“ユキちゃん”と曲を重ねるごとに乗算的に熱狂は高まっていく。ゲイリーは度々ドラム・セットに乗り上げてシャウトし、T-マルガリータ(B)もステージをのた打ち回ってプレイするなど、まさに爆死上等の破滅的アクトだが、どんなに暴れ回ろうとも演奏の軸は1mmもブレない、どころか、ますます一体感と熱量とキレを増して観る者を圧倒する。モールル、やっぱ只者じゃない!

後半では、再びしっとりと“悲しみは地下鉄で”を響かせ、ユコ・カティ(Key・Vo)がボーカルを取った“サイケな恋人”では、ゲイリーがパンティ・コールを叫んでステージを闊歩。そしてパンツを一枚、また一枚と脱ぎ捨てる(その下にはまだパンツが!)。そしてゲイリーが高らかに叫ぶ――「これが、J-POPの限界だー!!」と(同時にユコ・カティが銅鑼をバーン!!)。いや、よくわかんないけど、なんかスゲェ感動的な光景だ! 鳴り止まないパンティ・コール(普通で言うところのアンコール)に応えた“スシェンコ・トロブリスキー”では、ステージに幾人もの美女ダンサーが登場して豪華絢爛な目くるめくクライマックスを立ち上げてみせたモールル。今年も痛快極まるステージをありがとう!!(奥村明裕)