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3年連続で幕張に来てくれている、COUNTDOWN JAPANには欠かせないアーティストである。eastern youth、待ちきれないオーディエンスからは、登場前から早くも手拍子が起こっている。一瞬の静寂から突如なだれ込む滝のような轟音サウンド。吉野の極限までエモーショナルで、狂気すら漂わせるボーカルは、観るものに尋常じゃない緊張感と、どうしようもなく熱い何かを込み上げさせる。まだ1曲目なのに早くも吉野の顔面は大量の汗でまみれ、額にはブチ切れ寸前の血管が浮き出ている。「冬の空はいいですなあ。切り裂くような青」としっとりと語りながら始めたのは、もちろんメジャー・デビュー曲“青すぎる空”。10年近く前のナンバーなのにいつ聴いても全く色褪せない、この曲。ひと息つく間もなく“矯正視力〇・六”を放ち、最後は“荒野に針路を取れ”という怒涛の展開で2006年のラストステージを締めくくった彼ら。この轟音の残響を2007年にも持って行くぞ、イースタン。(洪弘基)