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さあ、いよいよ4日間にわたる祝祭の終わりが近づいてきた。ラスト2番目を飾るのは、06年大きな期待と注目を浴びまくり、夏フェスでも新設したWING TENT最終日のトップバッターとして登場してくれたNICO Touches The Walls! 一発目から“アボガド”でガツンと鮮烈なロックンロールをぶちかます。若干21歳、男前なルックスに惹かれて近づくとぐっさりとやられる甘やかな殺傷力を持ったサウンドだ。続く“image training”も、叙情的でポップなメロディなのに、サウンドはまるで煮え湯をぶっかけられたような強烈さで、熱い、痛い、ひりひりする。と同時に、ロマンティックな大人のグルーヴ“行方”や、ダイナミックな魂の咆哮バラード“壁”で音楽性の広さをたっぷりと見せつける。そしてラスト2曲はキラー・チューン“泥んこドビー”“そのTAXI,160km/h”で再び暴走! 光村龍哉(Vo&G)の色っぽい巻き舌ヴォーカルもさらに白熱! おろしたての新しい年にガリガリと美しい引っ掻き傷を残して去っていった。今年もさらに目が離せない。(井上貴子)