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MOON STAGEも後半戦に突入。そこでステージに現れたのは艶っぽさと青臭さを掛け合わせたようなロックンロールを鳴らすNICO Touches the Walls。ステージに上って客席を見回して「ああ大変美しい!」とVo.光村がふっと漏らしたかと思うと、扇情的なギターのカッティングが鳴り出し、ハードなビートに官能的なメロディが絡まっていく。メンバー全員が21,22歳のバンドとは思えないような、このダーティー・ロックンロールにあっという間に心が持っていかれてしまった。

「思ってた以上にみなさんの熱気がすごい。このステージは一番小さいですけど、一番熱い盛り上がりを見せれば大きなステージに負けないと思うんで、みんなで盛り上がっていきましょう!」というMCでフロアに次々と拳が突き上げられる。最後は「僕らの仕事納めに集まってもらったということで、せっかくなので新曲をやります。ライブでやるのは初めての曲です」と新曲をここで初披露。これまたすごくドキドキする曲で、来年の彼らへの期待がぐんと高まってしまった。(林敦子)