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向井の第一声が「お待たせしております、Osaka City!」だったのは、機材トラブルが発生したため。急遽セットリストを変更してステージ挑んだZAZEN BOYSだったが、この思わぬトラブルが逆に彼らのパフォーマンスを引き立てる結果となったと思う。ステージ中央に密集した4人が目を見合わせ、プレイヤーとしての個性をぶつけ合いながらサウンドを紡いでいく様は、観る物にそこに居合わせる臨場感と緊張感をひりひりと伝えてくる。なぜかメンバー紹介の時の傍ら、メンバー一人ずつにサングラスをかけていた向井。彼らの変幻自在のサウンドが生むダイナミズムが、AURORA STAGEを完全に掌握していく様子は、まさに圧巻の一言だった。