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いよいよ残すところ2組。次に登場するのは、阿部真央が声帯治療のために出演キャンセルとなった後、一番最後に出演が発表されたアクト……そう、ホフディラン! SEで聴こえてきたのは、何とあのM-1で芸人が登場する時の出囃子、FATBOY SLIMの“BECAUSE WE CAN”! そして小宮山雄飛が「敗者復活から優勝目指します!」と逞しく宣言。そしてはじまったのは、“遠距離恋愛は続く”! 曲中でワタナベイビーが「全部直球勝負!」と言うと、雄飛も「今日来た人は、ホフディランが出るって知りませんから、B面の曲なんかやらないで、知ってる曲出しますから!」と叫び、大きな歓声が起こる。その言葉の通り、2曲目は“恋はいつも幻のように”! これでは全ての楽曲に「!」を付けなければならないのではないのだろうか。そして、ベイビー先導のハンドクラップから、“マフラーをよろしく”へ。雄飛がぴょんぴょん跳ねて盛り上げる。続いては、“MY THING”。雄飛とベイビーのハーモニーが美しい。何とここで、今日着ている「ピンチヒッター」というTシャツを事前に作ってきたという秘話を披露! 「来年は、第一弾発表アーティストの時にいると思いますから、もうこんなTシャツ作らない! 『先発』ってTシャツ作る!」と雄飛。何だかGALAXY STAGEが、その思いのもとに一体化していくようだ。その盛り上がりのまま“極楽はどこだ”に雪崩れ込み、活動再開後第一弾シングルだった“はじまりの恋”、雄飛がハンドマイクで熱唱する“TO THE WORLD”と畳み掛けていく。そして最後、ベイビーの「2011年、デビュー15周年なので、よろしく! 2011年をみなさんが笑って過ごせるように!」という言葉を挟んではじまったのは、デビュー・シングルの“スマイル”! あったかい空気がいっぱいに広がっていって、いい年越しができそうな気持ちになる。最後はバンド・メンバーと手を繋いで高々と掲げてフィニッシュ。ほんとに、彼らの楽曲は、みんなで歌って楽しめるスウィートなラヴソングばかりだと、しみじみ再確認。どんな状況でも、胸を張って名曲を畳み掛ける彼らに、楽曲の柔らかさとは裏腹な、自信に満ちた男らしさを感じた。ピンチヒッターであることをまったく感じさせないステージだった。(高橋美穂)