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定点観測の熱さ――BUMP OF CHICKEN遂に登場!  16:15 GRASS STAGE

 みなさん、大丈夫ですか!? 結局、昼下がりのそよ風は完全にやみ、西日がジリジリと強さを増し、暑さでダウンした人達が相当いた模様です。暑さのピークはようやく過ぎましたが、それでも相当体力は消耗してるはず。何度もしつこいですが、水分補給と休憩と自分のペースをきちんと把握して、2日目後半戦を無理なく楽しく安全に過ごしましょう。
 というわけで、そんな午後の日差しのピーク時期に登場したのが、待ってましたのバンプ・オブ・チキン! 昨年のロック・イン・ジャパン・フェスの記念すべきオープング・アクトを務めた彼ら、さらに音楽的にスケールもアップして、堂々の2日目ピーク・タイムでの再登場です。予定時刻より早めにステージに登場し、いきなりさらっと演奏が始まってしまうところがバンプ独得のクールさと飄々さ。客席の異常な熱気とは裏腹に、淡々とたて続けに3曲披露。演奏の熱さも速度もグルーヴも、まるで一定の視点のまま世界を見つめているような藤原の詞世界と見事にマッチして、ステージは進んでいく。昨年のオープニング・アクトは、正直音が結構風に流されてしまい、線が細く聴こえてしまったのが、今回は渋谷陽一ご自慢のスピーカー・システムもあいまって、彼らの音の成長とたくましさが伝わってくる。MCでは、ジリジリと刺してくる暑さを心配したのか、藤原がこれまた飄々と水分補給の必要を説き、水分だけだと熱射病にはダメ、塩分も必要、そうだポカリがいいと、よくわかんないユーモアと人なっこさを表明し、客席をなごませる。後半戦は初期の名曲“バトルクライ”以降、さらに場内はヒートアップ。実際熱さは増してるはずなのに、ステージ上の彼らはそれが一切変わらないような定点の感情描写を続けてるように見えるのが、このバンドの面白いところだ。独得の詩情だ。そしてラスト、“ダンデライオン”と“ガラスのブルース”二連発で、場内大爆発&終了! エーッと惜しまれながら、そっけなくステージを去っていく。さて、冒頭でも触れましたが、本当に体調には気をつけて! 次は明らかにハイパーな歌とパフォーマンスを叩きつけてくるでしょう、YUKIがGRASS STAGEで待ち構えてます。(17:30 GRASS STAGE)
今年もバンプの凛々しき瞬間が誕生! みんなこの瞬間を待っていた
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バンプ最高! 最高潮! ウィー・アー・バンプ・オブ・チキン!(?)