CUT6月号に竜星涼さんの撮り下ろしポートレート&インタビューを掲載しています! 今週末開幕する舞台『昭和から騒ぎ』で、自身2度目の三谷幸喜舞台の出演を果たす竜星さん。今回CUTでは本作への意気込みや稽古中の手応え、そして2020年の『大地(Social Distancing Version)』ぶりに三谷組との再会を果たす感慨についてたっぷりとお話を伺いました。これまでもコンスタントに舞台に立ってきた竜星さんの舞台人としての佇まいに迫るインタビュー。その一部を抜粋してご紹介します。
──2度目の三谷さんの舞台です。『昭和から騒ぎ』のオファーを受けた時、どう思われました?
──舞台の稽古はお好きですか?三谷さん脚本の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022年)に、スケジュールの都合がつかなくて出られなかったんです。「三谷さんのオファーを断った人は二度と呼ばれない」と風の噂に聞いていたので(笑)、もう僕は呼んでいただけないかもなと残念に思っていたところだったので嬉しかったです。今回の顔合わせの日にも、大泉洋さんにそのことをいじっていただきました(笑)。『鎌倉殿』と同時期に朝ドラを隣のスタジオで撮っていてよく顔を合わせていたので、その時もいじられていましたね(笑)
おちゃめなオフショットを本ブログ冒頭に掲載していますが、いつ取材に伺ってもにこやかに対応してくれる竜星さん。その明るさや堂々とした振る舞いについても伺うと、こんなふうに答えてくださいました。どうでしょう……? でも、これだけゆっくりと時間をかけて役のことを考えられる機会は、映像作品ではほとんどないのでありがたいです。嫌いではないかもしれないです。僕はどちらかというと瞬発的な人間なので、映像でも本番にすべてをかけるタイプで。自分なりのアプローチを考えて、現場に入って、美術セットを見回して、この小道具使えるなとか瞬時に考えてやってみます。でもあとから「違うやり方でも面白かったかもしれない」と思うこともあります。その点、舞台は、稽古の中で試して導き出したものを本番で出せます。インプットできる場所でもあるので、大事にしていますね
よく「緊張しないでしょ?」と言われるのですが、緊張しないように自分からしているだけです。程度の差はあるかもしれませんが、まったく緊張しないとか、あがらない人はいないと思いますよ。僕はそんな人は信じられない(笑)。(中略)楽しそうにしているほうが自分が生き生きするとわかっているから。実際は気にしいだし、緊張しいだし。弱い部分もたくさんありますけど、そのほうが飛躍できるとわかっているのでそうしているだけなんですよ
もちろん撮り下ろしポートレートも掲載しています! どこをどう切り取っても絵になる、その抜群の「体幹」を目撃するカットも……!? インタビューとあわせて、ぜひ本誌でチェックしてみてください。(田畑早貴)
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