「この場所も透明な器みたいになったらいい」──TOMOOは初の日本武道館を「器」に変え、大編成バンドによる音と360°満員の観客の想いがそこに美しく注がれていた

「この場所も透明な器みたいになったらいい」──TOMOOは初の日本武道館を「器」に変え、大編成バンドによる音と360°満員の観客の想いがそこに美しく注がれていた
TOMOOの歌には明確に歌いたい人、歌いたい気持ち、歌いたい景色がある。TOMOO初となる日本武道館ではそのことをいつも以上に感じて、いつも以上にTOMOOが見えている世界がクリアに伝わってきた。

大編成の「武道館スペシャル」バンドが紡ぐ濃密な音や360°満員の観客の熱気がそうさせているのかと思っていたけれど、静けさに包まれた弾き語りパートで、そのクリアさはなお増していた。

TOMOOは毎回ライブタイトルに象徴的なワードを冠するが、今回は無題。その理由がライブの終盤でこう語られた。

「この場所も透明な器みたいになったらいい」
「みんなが持っているものをこの器に注いでもらえたらいいなと思った」

その「透明な器」で、TOMOOとバンドが見せた豊かなアンサンブル、曲のページをめくるナレーションのようなMC、そして皆さんとともに何を感じて何を思ったのか──そのすべてを6月30日発売のJAPAN8月号でたっぷりレポートします!


今秋に待望の2ndアルバムのリリース、その後10都市12公演全国ホールツアー開催というビッグニュースもありましたが、その前にこの武道館レポートからTOMOOの現在地を感じてもらえると嬉しいです。(畑雄介)

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