ダークでダンサンブルな新作『All Born Screaming』をリリースしたセイント・ヴィンセントにインタビュー!

ダークでダンサンブルな新作『All Born Screaming』をリリースしたセイント・ヴィンセントにインタビュー!

4月に新作『All Born Screaming』をリリースしたセイント・ヴィンセント。

もともとインディロック、ポップロック、ファンクロックなどを自在に楽曲やテーマに合わせて鳴らしてきていて、その技量もまたすごい。たとえば、グラミー賞授賞式でのプリンス追悼演奏では、プリンスがまだダンスカルトとして頂点を極めていた1981年の"戦慄の貴公子"をカバーしていて、この選曲が渋すぎると個人的には嬉しすぎたし、そのボーカルとギターのパフォーマンスもすごかった。また、この時の挑発的な衣装も可憐なエレポップとなっていて、まさにプリンスへの見事なオマージュとなっていた。このようにセイント・ヴィンセントことアニー・クラークのレコーディングやパフォーマンスには、刺激と発見に溢れているのだ。

そのアニーの新作は従来のスタイルを総動員し、ダークでなおかつポップでダンサブルなサウンドに自身が経験してきた関係性の泥沼を歌い込んでいく、悩ましいアートロック作品となっている。次号のロッキング・オンではそんなアニーに今作に臨んだ際の心境やポップな物語叙述的作品だった前作との違いなどを詳細に語ってくれています。ぜひ新作を聴きながらご賞味ください。(高見展)


セイント・ヴィンセントの記事が掲載されるロッキング・オン6月号

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