星野源「横浜アリーナ2Days ツービート/弾き語りDay」を観ました
2014.12.18 08:00
1日目は弾き語りDay、2日目はバンドDay。その1日目。
前半でも後半でも、ペトロールズの長岡亮介が登場し、何曲かサポート・ギタリストを務めた。
後半のどアタマではなんと奥田民生が登場、ふたりお揃いの「ひとり股旅」姿(作務衣で頭にタオル)で、「さすらい」、PUFFYの「MOTHER」、そしてこの日のために星野くんが作ってきた新曲、の3曲を一緒に歌う、というサプライズもあった。
そしてアンコールは、その1曲のためだけに待機していた小林創(ピアノ)、ハマ・オカモト(ベース)、ピエール中野(ドラム)、長岡亮介(ギター)──つまり、レコーディングとほぼ同じメンバーで、"Crazy Crazy”をやった。
あといろいろ演出があったり、おなじみの「一流ミュージシャンの方々からのお祝いコメント」映像もあったりして、観どころ満載の、あっという間の3時間だったんだけど、観ていていちばんキたのは、というかつくづく「すごいなあこの人」と思ったのは、たったひとりで、アコースティック・ギター1本だけで、横浜アリーナをびっしり埋めたファンに向かって歌っている時間だった。
「この人数を相手にたったひとりで!」 とか、「それでもこんなに長い時間もつなんて!」とか、そういう感じではない。
何か、それがあたりまえに思えるというか、自然に見えてしまうのだ。
うん、この人は、1万人を優に超える人の前で、たったひとりで歌うのが普通の人だよなあ、というか。
僕は2ヵ月ほど前に、超至近距離(3,4mくらい)でこの人が弾き語りで1曲歌うのを聴く機会に恵まれたんだけど、その時とあんまり変わらない気すらした。
横アリの2階スタンドの、そうとう上の方から観てるのに。
そういえば日本武道館の時も、二度も延期になった末ようやく実現したステージだったのに、「ついに!」「ようやくここまで!」みたいな感じのしない、「ここに立ってるのがあたりまえ」みたいなステージだった。
要は、もともとそういうキャパのアーティストだった、ということです。
これって、とんでもないことだと思う。
どこまで行くんだろう、この人。
写真は、12月17日発売、つまり16日店着日なので会場でも売っていた、「桜の森」の12インチ。
横アリに着いたのがギリギリの時間だったので心配だったんだけど、買えてよかった。
(兵庫)