『天皇の料理番』、子供たちに受け継がれた「真心」に泣く

とうとう次の日曜日の90分スペシャルをもって最終話を迎えてしまう。

『天皇の料理番』は、一貫して「真心」を描き続けてきたドラマである。
それは佐藤健演じる篤蔵や黒木華演じる俊子や鈴木亮平演じる周太郎兄やんをはじめとする、たくさんの魅力的なキャラクターを通して描かれてきたわけだが、昨晩の第11話は、その「真心」が篤蔵と俊子の3人の子供たちに受け継がれた、あまりに感動的な回だった。
一太郎が見せた一生懸命になれるものを求めて突き進んでいくまっすぐさ、初江が見せた誰かの役に立つことの喜びを感じられる細やかさ、そして幼い周次郎が見せたどんなときも大切な人を笑わせて元気づける温かさ。
この物語の世界を通して見ると、そのどれもが日本人が大切にしてきたものであると感じられる。
そして、このドラマの作り手の方たちがいつまでも私たちのなかにそれが受け継がれていくように、まさに「真心」を込めて1話1話を紡いできたことも。

最終話、心して観ます。(古河)
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